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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.051/第51号
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「ラジオとティーンエイジと今の自分と」
2.ちょっと御相談がありまして 「定年後の夫と私」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「協力を学んだからといって、すぐに成功するとは限りませんが、協力を学んだ人は、ただ成功すること以上のことをなしとげることができます」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 守谷市「もりやコレクション」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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3.勇気とかライフスタイルとか
―アドラー心理学のお言葉たち―
「協力を学んだからといって、すぐに成功するとは限りませんが、協力を学んだ人は、ただ成功すること以上のことをなしとげることができます」(『勇気はいかに回復されるのか』A・アドラー著 アルテ p143)
世界中で有名なとある会社が、「効果的なチームはどのようなチームか」を、プロジェクトを立ち上げて4年にわたって調べたところ、
「誰が(どんな優秀な人が)チームのメンバーであるか」よりも、「チームがどのように協力しているか」のほうがよっぽど重要であることが判明したそうです。
優秀な人がてんでばらばらにソロ活動をしているようなチームよりも、メンバー同士が協力するチームの方が離職率が低く、収益性が高い、ということが実証されたのが2012年。
アドラーが生きたのは1870年から1937年。
なんとまあ、先見の明があるというか、ものごとの本質を分かっていたというか。
(今回のプレビューは「アドラー心理学のお言葉たち」からです。
「とびぬけて優秀な人がいること」ではなく、「協力が大切だ」、というのはどういうことか。続きは本文で!)
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