2023年 第28号 【長尾和宏の痛くない死に方】
長尾和宏です。不安定な天候が続く7月です。豪雨被害に遭われた皆さんに
心からお見舞い申し上げます。テレビで、何度も講演会などで訪れたことの
ある福島県久留米市が、川が氾濫してすごいことになっているのを見て胸が
痛みました。秋田県も大変なことになっているようです。
今すぐにでも駆け付けたい気持ちに。
せっかく時間にゆとりができたのでこれからはもっとボランティア活動に力を
入れたいと思っています。高齢者になってもできることはたくさんあるはず。
いや、むしろあると信じている。以下のボランティアのサイトが役に立ちます。
↓ ↓ ↓
https://www.saigaivc.com/
これを見るとわかるように、ボランティアは今、各自治体による「事前登録制」。
社会福祉協議会が窓口となっている。いきなり現地に行くのはご法度だ。
なんでもそうだが、自分がやってあげたいことと、相手がやってほしいことは
食い違うことが多い。自分がやりたいことをやりに行くだけならば、それは
ボランティアではない。単なる自己満足。
まずは、相手が今、いちばん何をしてほしいのかを聴くことから始めたい。
地域によっては、地元の人しからボランティアを受け付けていないこともある。
ボランティアも、地域包括ケアの一環になりつつあるのだ。
さて一昨日は、人生初、山下達郎さんのコンサートに伺った。
想像を超えた素晴らしいステージ、とことん「音」にこだわったライブ。
音の洪水にしばし忘我の境地となる。
達郎さんが、音楽の神様と呼ばれる理由をつくづく理解した。唯一無二。
ある音楽評論家の「告発」によって、ネットではさまざまな憶測が書かれて
いるようだが、単なる憶測だけでこの人を批判したり、「もう山下達郎は聴か
ない!」などとネットで発言するのはどうかと思う。
SNSで他人に語れる人間関係なんて、ほんの欠片だけ。その裏にどんな事情
があり、どんな経緯があってトラブルに至ったのかなんて真実を語れるわけが、
ないやんか。
僕が10年近く前に書いた『抗がん剤 10のやめどき』という本がある。
抗がん剤は、当時の近藤誠理論のようなYES/NOで語れるものではなく、
その人その人の背景や病状によって、それぞれ「やめどき」が違うよ、と
いうことを伝えるために小説仕立てにした一風変わった医療本である。
思えば僕はここから、「やめどき学」を言い続けている。
この本の中で、山下達郎さんの名曲「希望という名の光」の歌詞を引用させて
いただいた。
がんになった50代主人公が、山下達郎さんのファンであるという設定だった。
『抗がん剤 10のやめどき』
↓ ↓ ↓ ↓
https://onl.sc/Ew2exfu
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)