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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1356
<Vol.1356号:増刊:BRICS通貨が立ち上がる(中編)>
2023年7月17日:BRICS通貨は、IMFのSDR(特別引き出し権)のように、貿易に使う国際通貨になるだろう(金ペッグ制か?)。
8月22日以降に概要が発表されるBRICS通貨は、ドル、ユーロ、円にどんな影響を及ぼすか。
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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欠かさず感想をくださる医師の方から、「一般の人には、まだないものを想像することは難しいでしょうね」というメールをいただきました。確かにそうです。見えないものの想像は、難しい。コトバで、人物の概念や風景、ストーリーを作る小説家の領域でしょうか。村上春樹を読んでいてそう思います。
自然科学は、過去に起こったことの再現ですが、人間の判断が関与する経済は、再現ではない。日々新しくなって、未来に展開していきます。経済の科学的法則は、まだ人間にはわかってない。複雑系の地震や気象の未来を予想できないこと同じです。確率しかない。
【金ペッグのBRICS通貨】
前回の有料版正刊で「金ペッグのBRICS通貨」が構想されていること(8月22日-24日)、実現すると何がどう変化するのかを書きました。いずれも、「まだない近い未来」のものです。
BRICS通貨の登場は、まだ世界金融が織り込むイベントにはなっていません。どうせロシアと中国だと軽視している投資家が多い。
BRICS通貨は、世界銀行のIMFが各国の中央銀行に貸し付けているSDR(特別引き出し権)と同じ国際通貨として、構想されています。ルーブル、人民元、レアルなどは残り、SDRに似たBRICS通貨との変換レートを変動させる。世界の2/3が参加予定という。
世界では、ドルに痛めつけられてきたという戦後の記憶は普通の、です。1980年代から、経常収支が黒字で円高になった日本は、ドルへの被害者意識はもたない。
その代わり、40年間の経常収支の黒字で、米国経済とドルの価値を信用し、1100兆円規模のドル債を買って、ドルの下落で損をしてきました。
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