2023年7月17日号「ChatGPTへの質問がむずかしいらしく、あまりいい答えが帰ってきません」

『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年7月17日号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年7月17日号 ●赤羽雄二の視点：部下とのコミュニケーションをとる（その4）●今週の相談 ・ChatGPTへの質問がむずかしいらしく、あまりいい答えが返ってきません。「何だってちゃんと答えてくれる」という理解でスタートしているため、限界があると言われても肌でわかりません。どうすれば、正しい理解をすることができるのでしょうか。 ・大手商社で17年ですが、いつも自分に自信がなく、数年前にできた部下にも大変に頼りないと思われています。この先どうやって上司として成果を出していっていいのかもよくわかりません。 ・いくら頑張っても「どうせだめだ」「自分なんか」と思ってしまいます。このような考え方は不健全でやめたいと思うのですが、どうしても消せません。決して気分がよくないので、何とかしたいのですが。ちなみにひとりっ子で母親は過保護・過干渉気味だと思います。 毎週月曜日発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【はじめに】 本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問＆相談が可能です。（ご質問： akaba@b-t-partners.com ） 【『ゼロ秒思考』とは】 『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。 「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。 20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。 誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。 「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」 「打てば響くような会話ができるようになった」 「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」 「自分に自信がついた」 「気持ちを素直に伝えらえるようになった」 本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。 赤羽雄二の視点： 部下とのコミュニケーションをとる（その4） 4．チームには最大限情報共有する 部下に情報共有をしないのは、最ももったいない、馬鹿な上司 部下に情報共有をあまりしない上司がいるが、これは上司の行動としては賢明ではない。 情報共有をしないと、部下が限られた情報だけで業務を進めるので、間違ってしまったり、最適解を取れなかったりする。余計な仕事をしてしまうこともある。さらに、限られた情報にしか触れることができないので、全社的視点や経営者的視点を持つことができず、成長を阻害することにもなる。 上司の権限、リーダーシップは、「部下より多くの情報を持っている」からではない。部下に情報共有をせず、有利な立場を維持するということではない。 組織のミッションにしたがって、誰が何をするか、どう実行するかを決め、ダイナミックに成果を出すことが組織リーダーの役割であり、そのベースとなるのが、上司の権限、リーダーシップだ。 一部の上司は、部下に情報共有をすると、上司の立場が脅かされたり、威厳が維持できなかったりすると思っている。これは全く勘違いであり、思い過ごしであり、そもそもおかしい。上司による情報共有はどこの会社でも重要であり、部下にきちんと伝えているかどうか、チェックして上司の査定につなげている会社まである。 上司の知り得た情報をできるだけ部下と共有する 上司は、出し惜しみせず、知り得た情報をできるだけ部下と共有するほうがよい。 もちろん、異動・昇進・降格・報酬等に関わる人事情報は当然ながら共有しないが、それ以外の情報は取捨選択とか考えずに全部共有すればいい。