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週刊金融日記 第583号 食べ物についての英会話をマスターする方法、経済が永遠に成長する理由

藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」
// 週刊金融日記 // 2023年7月19日 第583号 // 食事についての英会話をマスターするたったひとつの冴えたやりかた // YCC解除期待で急激に円高進行 // 神楽坂のシーフードの美味しい居酒屋 // TwitterなどGDPに反映されない活動が増えてもなぜ経済は成長するのか // 他  こんにちは。藤沢数希です。  日本は三連休でしたね。僕もちょっと三連休に合わせて日本に帰ってきました。コロナ禍の時代と比べると、新幹線など本当にめちゃくちゃ混んでいますね。 ★新幹線はチケット買うのも大変ですね。僕は香港に引っ越す前はEX-IC(新幹線のWeb予約システム)を使っていて、いまでもアカウントがあるはずなので、これを復活させねば!と思いました。いちいち並んでいたら情弱とバカにされますからね。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1680055618881867777  それにしても、日本はめちゃくちゃ暑いですね。いまは東京にいるのですが、東京は本当に暑いです。僕の気のせいじゃなくて、実際にめちゃくちゃ暑いようですね。欧州も猛暑のようで、地球温暖化が叫ばれていますが、今年は多くの地域で観測史上最高の温度に達するようですね。  東京は、どういうわけか、最近は東南アジアなんかより暑いので、もうドレスコードを変えないといけませんね。沖縄もそうですが、東南アジアだと、フォーマルな場所でも、夏は短パンと半袖で大丈夫です。ヒートアイランド現象で、サウナのようになっている東京で、長袖のシャツと長ズボンとか、文字通りに(literally)死人が出ますね。 ●東京や群馬で39度、各地で猛暑日 17日も厳しい暑さ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE13AHE0T10C23A7000000/ ●東京都心 ハイペースで気温上昇中 過去20年で5回の危険な暑さ すでに猛暑日 https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/07/17/24262.html ●ヨーロッパでも猛烈な暑さ “観測史上最高に達するおそれ” https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230716/k10014132671000.html ★暑い日は冷やしうどんが美味しいですね。すだちの爽やかな酸味が最高です。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1680432295558385665  今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 - なぜ現代社会では渋沢栄一のように富豪が子供を作りまくることが稀なのでしょうか - 将来に備えて1年1万円でできる精子凍結保存をやろうと思っています - 所長が自分で作る料理のおすすめレシピを教えてください - インターネットの発達により娯楽等にコストがかからなくなっているのに世界経済が成長し続けるのはなぜですか  それでは今週もよろしくお願いします。 1.食事についての英会話をマスターするたったひとつの冴えたやりかた  大人になると恋愛の駆け引きのほとんどがレストランやバーなどで行われることになる。学生のようにディズニーランドでグループデートしないし、カラオケにも行くこともない。出会って、連絡先を交換して、いっしょにご飯を食べにいく。ほぼすべてがこのテンプレートに乗っかる。  同様に、大人のビジネスなどのインフォーマルな大事な話は、ほぼすべてがレストランなどの会食で行われる。ゴルフが好きな人同士はゴルフをするし、麻雀やポーカーが好きな人同士ではそれらをすることもある。それはフットサルだったり、ヨットだったり、乗馬かもしれないが、みんなが参加できる共通のものといったら、レストランでの会食しかないのだ。  そう考えると、飲食店というのは本当に重要で、経済を回すためのインフラである。それだけの大きな市場があるのだから、成功する飲食店経営者が金持ちになるのもうなずける。  ビジネスで英語が必要な日本人が英語を話さなければいけない機会というのは、当たり前だが、それぞれの専門分野で必要な英語で、これまでにも何度も書いたと思うが、そんなに難しくない。そもそもビジネスに必要な言葉というものは、業界の独特の用語や商慣習を知っていなければいけないわけで、日本語であっても英語であっても大して変わらない。逆に、門外漢なら日本語でもちんぷんかんぷんだ。  僕は日本生まれ日本育ちで、伝統的な大学受験を通して英語を勉強したが、大学院のときに研究していた分野は、教科書も英語だし読む論文のすべてが英語で、専門用語など英語で覚えたので、英語のほうが日本語よりわかりやすかった。その後は、ファイナンスの仕事をしていたが、こっちも専門用語を英語で覚えたので、つい英語のほうが先に口から出てくる。  非ネイティブにとって難しいのは、仕事とは関係ない会話の方で、前述のように、その仕事とは関係ない会話の舞台の9割はレストランである。しかし、大学入試に向けた受験勉強でも、TOEICでもTOEFLでも、食事に関する話題はあまり出てこない。だから、この一番重要な分野での語彙や表現が日本人には圧倒的に不足しているのだ。  たとえば、イカというのは英語では単にSquidではなくCuttlefishとは区別するのだ。逆に、カレイとヒラメは、ふつうはFlounderとかFlatfishといって区別しない。ナスは英語では卵みたいな形だからかEggplantと言うのだが、じつはこれは米語で、イギリスではAubergineである。シーフードの話をすると、たとえば、シャコはMantis shrimpである。Mantisは昆虫のカマキリのことで、たしかにカマキリみたいだ。それでは、日本では非常に馴染みのある野菜のネギは英語で何? このチキンは皮がパリパリしていてとても美味しい、と英語で言える? これはすごく旨味がある!と英語で言うには……。 ●英語ではイカを2種に区別して呼び分けていた https://www.mag2.com/p/news/549571  このように、簡単な食材や料理の表現を、かなり英語を勉強した日本人でもぜんぜんわからないのだ。しかし、これを非常に効率的に解決する方法がある。

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