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230719 ジネス知識源プレミアム:正刊:BRICS通貨が立ち上がる(完結編)

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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■   <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1357   <Vol.1357号:正刊:BRICS通貨が立ち上がる(完結編)> 2023年7月19日: BRICS通貨は、IMFのSDR(特別引き出し権)のように、貿易に使う国際通貨になるだろう(金ペッグ制)。 8月22日以降に概要が発表されるBRICS通貨はドル、ユーロ、円にどんな影響を及ぼすか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 論考/業務の案内     http://www.cool-knowledge.com/ 有料版の新規登録/解除  https://mypage.mag2.com/Welcome.do 購読方法や届かないことについての問い合わせ(メールアドレス)                →Reader_yuryo@mag2.com            著者:システムズリサーチ:吉田繁治            メール:yoshida@cool-knowledge.com 有料版では、スマホ用の改行なしとPC用の改行ありを送っています。週に約1回の、増刊の無料版は、改行したものだけです。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ BRICS通貨について西側の主要メディアは、「どうせロシアや中国だ。たいしたものではない。ドルへの影響は軽微」としています。 フィナンシャルタイム(FT紙)、エコノミスト、ロイター等です。日経新聞では、ほぼ言及がない。結局はFT紙に倣うでしょう。米欧の金融とメディアは一体です。世界を、金融・情報・軍事・政治の覇権をもつエスタブリッシュメントと、支配される側が分離されたのが2000年からの、グローバル化です。日本は国際通貨について、独自の視点を持てない国です。政治と同じように米国に従属しています。 日本のドル依存は80年、2.5世代(祖父の時代から)です。両を円にした維新政府(松方正義初代日銀総裁:首相も2度)がもっていた、通貨へのイマジネーションが摩滅する時間が経っています。 松方は渡仏し、ロスチャイルド家を紹介され、アルフォン・ド・ロチルド(ロ家2代当主)から通貨の発行と近代銀行システムを学んでいます(1877年)。金為替制の日銀を作りました(1882年:明治15年)。金1グラム=1ドル=1円でした。 岸田首相~植田日銀総裁(任期は5年)の脳では、ムリでしょう。通貨や制度の枠組みも、個人のイマジネーションから生まれるものですが、古来、日本には世界への構想力はない。教会宗教が根にあるアングロサクソンとユダヤ人が世界への構想をもっています。国王の戴冠式を司祭が行うのは、形式的なものだけではない。大乗仏教には国家や世界の概念がなかった。個人の救済だったからです。国家は、人工的な宗教に依存しない自然なものであって、その自然が万世一系の天皇制でした。 人工のものすべては、建物、建物、通貨、制度、宗教も、脳の構想力が生みます。信用通貨は、法域がある人工の制度です。円やドルも江戸時代の両のように賞味期限があり、永遠ものではない。 日本もインフレと円安になって、円の貯蓄には価値保存の機能がないことがわかったでしょう。 ◎銀行預金にインフレ分の金利がつき、預金が価値保存の機能があることが「健康な通貨」の条件です。2013年から大増刷された円は、債務国のドルを追って不健全な通貨になり、内在的なエネルギーが流出している糖尿病にかかっています。 8月22日から24日、南アフリカのヨハネスブルグでの会議で、その概要が発表されます。本稿は<BRICS通貨が立ち上がる>の完結編です。 2023年から25年は、世界の、21世紀へ向かう枠組みの転換(パラダイムシフト)の時期でしょう。20世紀的なものが、2020年まで残っていて、2020年のコロナと2022年のウクライナ戦争から、転換に向かってたのでしょう。 【第2次世界大戦後80年の、20世紀的なもの】 1)米軍と米国政治の世界覇権→覇権の挫折→崩壊へ 2)米ドルのグローバル化→ドルが普通の信用通貨に→ドル崩壊へ 3)資本主義の、信用通貨と株→2023年バブル後の、崩壊へ 4)アングロサクソンの社会システム→格差極大化から崩壊へ 崩壊のときは、新しいものは見えない。300年の江戸幕府崩壊のとき、明治の45年、大正の15年、昭和の20年は見えなかった。 第2次世界大戦の敗戦後には、戦後復興と経済の高度成長(1960年から1973年)は見えなかった。1989年の資産バブル崩壊のとき、成長のない30年と、2020年代は見えなかった。 それくらい大きな転換が、今、進行中に思えます。それぞれの未来は、人々の脳のイマジネーションのなかにあります。白紙にどんな構想で絵を描くかは、あなた次第です。

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