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第405号/話題沸騰中のビッグモーター、倒産の可能性は?再建の可能性は?

『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎
吉田猫次郎メールマガジン (「まぐまぐ」有料版0001370151) 『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 [第405号] 2023年7月20日配信 (毎月10日、20日、30日定期発行) [登録料金] 528円/月(消費税10%込み) (=1配信あたり税抜き160円) ============================================================= [もくじ] ・話題沸騰中のビッグモーター、倒産の可能性は?再建の可能性は? ・雑記 ------------------------------------------------------------- いま話題沸騰中のビッグモーター、倒産の可能性は?再建の可能性は? この話題は個人的に非常に興味があり、連日ニュースを追いかけています。 先週あたりまではテレビで報道されておらず(TVCMスポンサーの為)、情報源は インターネットのみでしたが、今週に入ってからはTVCMが減り、NHKやTBSなどが 順次、報道し始めています。 【概要】  中古車販売大手ビッグモーターは、CMなどによると、年商6500億円、従業員6000名、 店舗数は全国に300以上あるそうです。(株式上場していないので不詳な点も多い)  業務内容は、中古車の販売が主ですが、ほかに買取、車検、板金、修理なども 行っています。  昨今のニュースでは、「客から預かった車にわざと傷をつけて修理代を水増し請求」 「タイヤに穴をあけてパンク修理代を請求」「不正車検」「保険会社への水増し請求」 などが次々に発覚。こうした問題は、2022年以前から内部告発があったものの、 会社はそれを無視。2023年1月、ようやく外部専門家による特別調査委員会が設置 されました。  調査結果によると、不正件数は300件を超え、水増し請求をしていたのは33工場、 それも、上司の指示により、「ゴルフボールで車を叩き、雹(ひょう)による被害に 見せかけた」「マイナスドライバーで車体をひっかく」などの行為があることが発覚。  2023年7月6日は、こうした行為により大規模かつ組織的な保険金の不正請求が あったことがハッキリしてきました。  2023年7月18日には国土交通大臣が「言語道断だ」としたうえで、 道路陸送車両法違反の疑義により、事情聴取を行う方針であることを発表しました。  ここまでダンマリを決め込んでいたビッグモーターですが(TVCMも普通に流していた) 、7月18日以降は公式ホームページにおいて、調査報告書の全文公開や 役員報酬カットなどを発表。そしてこの頃からやっと、テレビの報道でも取り上げられる ようになってきました。  不祥事の背景には、従業員への過酷なノルマがあったようです。 2019年に外部団体が行った調査によると、ビッグモータ―の「経営計画書」には、 『経営方針の執行責任を持つ幹部には、

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