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/ 2023年7月21日発行 /Vol.572(2/2)
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「人生に座右の銘はいらない」
読者からの相談や質問に松尾スズキが独自の視点でお答えします!
Q.今年から10歳年上の部下を持ってしまい、いまだに指示出しのたびに微妙な気分になります。もちろん敬意は持って接しているつもりですが、別業界からの転職組で仕事も、そこまでできるわけではなくて……。松尾さんは年下の演出家さんや監督さんから指示を受けることもあるかと思うのですが、相手の方はやりにくさを感じていたりしないものでしょうか? 逆に松尾さん的に、カチンとくるような相手の態度などありましたら参考にしたいので教えて頂けると嬉しいです。(31歳、男性、会社員)
A.わたしは他人の現場に行くとき、なるべくおのれを殺して行くので、わりと使い勝手がいいほうだと思います。現場でニコニコして、カメラの前で間違えずにセリフを言いさえすれば帰れるわけですから、無駄なやりとりはしません。
以前、一年だけ現場で、セリフについてとか監督とセッションしてみようと自分にキャンペーンをはった年もありましたが、その後、がくんと仕事が減ったことを考えると、自分はセッションするほど欲しがられている俳優ではないのだと思い直し、ニコニコ俳優に戻りました。ニコニコ現れサッサと帰る。ニコニコサッサの松尾です。
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