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Crazy Culture Guide Vol.360 コッポラの怪獣映画『燃える惑星/大宇宙基地』

高橋ヨシキのクレイジー・カルチャー・ガイド!
先述のソ連映画『Nebo zovyot』にはユーリ・パヴロヴィッチ・シュヴェッ ツというアーティストがプロダクション・デザイナーとして参加していまし た。この人は1936年のソ連映画『宇宙飛行』でも美術を手掛けています。 これはアメリカの『月世界征服』よりずっと以前にリアル志向の宇宙飛行を 表現した作品ですが、1936年にちょこっと公開されたのちにソ連の検閲に 引っかかってフィルムが引き上げられてしまい、その後ちゃんと観ることが できるようになったのは1984年になってからだったということです(重力 の軽い月面を宇宙飛行士がぴょんぴょんと飛び跳ねるように歩く場面が「バ カバカしく、社会主義リアリズムの精神に反する」とされたということです が、実際に月世界旅行が実現したとき、この映画に描かれたとおりの感じに なることが分かってしまいました)。

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