日本からの資本流出を画策する欧米中銀
「ECBフォーラムで圧力?」
今週末に日銀は決定会合を開きます。そのヒントになりそうなのが6月下旬にポルトガルで開かれたECBフォーラムです。4中銀総裁パネル・ディスカッションではECBのラガルド総裁、BOEのベイリー総裁がにこやかに笑顔を振りまく中で、日銀の植田総裁は暗い表情で他の3人から浮いた存在でした。「中央銀行ムラ」に入れてもらえないかのような、孤独な存在でした。
司会役のCNBCのサラ・アイセン女史から日本の物価について問われると、「基調のインフレ率はまだ2%に達していない」として、粘り強く金融緩和を続けると答えていましたが、他のメンバーは白っとしていました。日本と欧米の政策乖離について、女史から「政策協調はないのか」と問われ、欧米メンバーが黙りこくる中で、植田氏は苦し紛れに「情報連携はしている」と答えるのがやっと。
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