『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年7月24日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2023年7月24日号
●赤羽雄二の視点:部下をきめ細かく育成する(その1)●今週の相談
・ChatGPTの仕組みで知りたいことが多数あるのですが、ChatGPTに聞いてもいいのでしょうか。適当に答えてくるのではないでしょうか。
・隣の席の同僚が非常にあつかましく、毎日がストレスです。彼女は全然気にしていません。私が仕事に集中していてもどんどん私に質問してきますし、ホッチキスをよくなくすので、私のをすぐ取って使います。どう対応すべきでしょうか。
・上司がろくにフィードバックをくれません。締め切り直前に一言ふたことはありますが、修正できず、会議で発表時にけちをつけてきます。事業部長のいる前でです。気分が悪いですし、どう対応すべきでしょうか。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:部下をきめ細かく育成する(その1)
1.部下それぞれ接し方を変える
自分が部下だった時を思い出す
不思議なことに、ほとんどの上司は、上司になってすぐ、自分が部下だった時のことをすっかり忘れるようだ。
ほんの数年前まで部下として嫌な思いをしていたとしても、自分が今、上司としてまずい接し方をしているかどうかはあまり考えないらしい。相手の立場で物を考えない。立場を変えて考えてみる、部下の立場で自分を見てみる……という実に簡単なことをあまりしようとしないようだ。
昇進して自信をつけたということもあるだろう。あるいは重責への緊張感や気負いもあるだろう。
ただ、自分がほんの数年前まで部下として、上司に対して何を感じていたか、どういう上司に感動したか、どういう上司を軽蔑していたか……けっこう忘れているようだ。でもこれはとても大切なことなので、少しだけでも思い出そう。どんなにくやしい思いをしていたか、どんなに理不尽な扱いに憤りを覚えていたか、思い出そう。
立派な上司になるには、そういった自省が何よりも必要だ。そうしないと、人にいくら言われても、何ら響いてこない。本気で改善しようと思わない。
「部下」とひとくくりにしない。一人ひとり違う
上司は自分一人だ。一方、部下は3人いたり、20人いたりする。そうすると、上司対部下という構図でどうしても見がちになる。「俺の部下は〜」「私の部下は〜」とか、「部下のやる気がなくて〜」とか、どうしてもひとくくりにして見てしまう。
ところが、自分が数年前にそうだったように、自分と同僚、やる気を失った先輩社員、できの悪い後輩は全く違う。仕事への取り組み姿勢も、週末の過ごし方も、普段からの努力のしかたも全く違う。できる人はできるし、できない人はできないし、ともかく皆違っていた。
「人とは一緒にしてほしくない」「皆と一緒くたにして部下がどうのこうの、言ってほしくない」……そういうふうに思っていたはずだ。その時のことを忘れないでいてほしい。上司はぜひ部下をひとくくりにせず、一人ひとり分けて仕事内容、長所、成長課題、やる気の強さ、価値観等を観察し、対応したい。
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