【独立】
『総合住宅リフォーム MK企画』
「できた!」
悩みに悩んだ挙句、自分のイニシャルを会社名にすることにしたのだった。
それがシンプルだと思ったのだ。
営業で回るときに言いやすい方がいいのである。
以前の営業で回っていた時に見つけた名刺屋さんで名刺を作ってもらった。
この営業は名刺が商売道具である。
この商売に欠かせないのが、事務員代行の会社だった。
当時はまだ固定電話の方が信用があったので携帯電話でビジネスをすると怪しまれたのである。
月々3,000円で代行をしてくれるのなら安いものである。
そこで契約をすると、みつおの電話番号からの転送で電話がきたときに
「こんにちは、MK企画でございます」
と、いかにも事務員がいるようなイメージを与えるので信用されるのである。
「あぁ、前回きた金城さんいる?家のことで相談があるんですけど」
と電話がくると
「すみません、金城はただいま外回りで出ておりますので折り返し電話させますね、お名前と電話番号を教えてください」
と、事務員の代わりに受け付けて折り返しの電話をみつおにくれるのである。
そして、直接お客様に電話をして、見積もりに伺うというパターンだった。
前の会社でやっていた事を自分でやるだけである。以前に仲良くなった下請けの会社はあるので、あとは営業を頑張って取ってくれば、利益は全てみつおのものである。
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