第278回　急騰しているエルサルバドル国債、不動産分野におけるAIとブロックチェーンの結合　その2

…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第278回　急騰しているエルサルバドル国債、不動産分野におけるAIとブロックチェーンの結合　その2 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 あいかわらずビットコインETFに対する期待が強い。その動きを受けて、ビットコインを法定通貨にしているエルサルバドルの国債が急騰している。このような状況を紹介する。次にメインテーマとして、不動産分野におけるAIとブロックチェーンの活用で注目されているプロジェクトを複数紹介する。 ▼少し値を上げたビットコイン 今週もいつものように、ビットコインを中心とした暗号通貨に関連した動きから確認する。ビットコインは5日前に比べて0.88％と小幅に上昇している。7月24日現在は421万円前後で取引されている。先週から今週にあかけてビットコインは、大きな値動きもなく安定的に推移している。ビットコインを巡って、先週から今週にかけて次のような動きはあった。 1）ダウの上昇 ダウは6日連続で上昇し、2023年の最高値で取引を終了 。S&P500は先週、1週間で6月以来の上げ幅を記録し、暗号関連銘柄の動きが暗号通貨そのものよりも鋭くなった。 2）リップルの法的勝利 「リップル社」は、「米証券取引委員会（SEC）」との戦いで部分的に勝利した後、米国の銀行はXRP暗号通貨を使用したいと言う。「リップル社」のSEC訴訟における部分的勝利は、ビットコインを含むより広範な暗号市場に影響を与える可能性がある。 3）ほとんどの暗号通貨が上昇 BTC、ETH、XRP、BNB、ADA、SOLなど、7月21日の週間暗号通貨分析では、ほとんどの暗号通貨が強気トレンドと弱気トレンドが混在したシグナルで取引されていることが明らかになった。 4）1inchトークンの急騰と「Binance」への資金移動 1inchトークンが58％急騰、1日の取引量は20ヶ月ぶりの高水準になった。また投資家は370万ドルを「Binance」に移動させたことが分かった。1inchトークンの急騰と「Binance」への大幅な資金移動は、ビットコインを含む暗号市場全体のセンチメントに影響を与えた可能性がある。 こうした動きだった。ダウが上昇しているので、それにけん引される形でビットコインも安定的に上昇した可能性がある。 ●ビットコインETFへの期待