米株式市場の困惑
米国株式市場を巡って先週、2つの相反する動きが報告されました。1つはゴールドマン・サックスのリポートで、ヘッジファンドが最近にない大規模なショート・カバーを余儀なくされている、というもの。そしてもう1つがリフィニティブ・リッパーによる報告で、7月19日までの週に、株式ファンドから30億4千万ドルの資金が流出した、というもの。
米国ではパウエル議長の議会証言以降追加利上げ観測が高まり、株価への警戒が出ていました。またこれまでの急激な金融引き締めにより、米国経済が年内にも景気後退に入るとの見方が少なくなく、それを前に株価が下落すると見て株売りが出ていました。しかし、その一方でなかなか景気や雇用の減速が出現せず、最近ではソフトランディングへの期待も出て、株価の見方が揺らいだ結果とも言えます。
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