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「大阪維新」が主導するゴミの島・夢洲での大阪万博/IR計画には当初から無理あり。延期/規模縮小・閑古鳥等で「大混乱」は必至の状況(前編)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
2025年春開催予定の大阪万博。IR/カジノ構想も含めたこの万博について、多くの国民は、さして関心も無いでしょうが、開催しないよりも開催した方が盛り上がってメリットもあるだろうと漠然と認識しているものと思います。ですが、当該プロジェクトの専門家である土木関係者の間では、そんなもんホントにできるのか、無理なんじゃないのか…という声がよくささやかれていました。 なぜなら、会場となる「夢洲」というのは、名前こそ「ゆめしま」となにやらとても良いものだというイメージですが、それは、「ごみ(一般廃棄物)の最終処分場」であり、単なる「大阪中のゴミが最後に捨てられ、そのゴミでできた島」だからです。 フィリピンのマニラでは、町中にゴミが捨てられた山があり、そこがいつも化学反応を起こしてガスを出したり煙が出たりしているため「スモーキーマウンテン」と呼ばれていますが、あれと夢洲は(廃棄物が一定処理だとは言え基本的には)同じようなものなのです。 だから、今でも汚染水は大量に出てきますし、ガスが地中から大量に吹き出ている場所です。もちろん、万博の計画ではそれをきっちり「処理」するから大丈夫だという事になっていますが、それ、完璧にやろうとすりゃ、かなり大変だなぁ…という率直な印象を多くの関係者は持っていたわけです。

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