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◇◆GELマガ Vol.623◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.今後のチームが進むべき方向が示される大事な90分
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/【プレビュー】明治安田J1第21節 FC東京対鹿島
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天皇杯から中3日。今度はFC東京との対戦だ。
ピーター・クラモフスキーが就任してから公式戦は3勝1分(天皇杯はPK勝利)
と負けていない。前任のアルベルが指揮官のときは、ポジショナルプレーをやろ
うとしていたが中途半端な完成度でチームとしての特徴をいまいち感じなかった
が、監督が変わってからハイプレスを前面に押し出し、奪ったところからのすば
やい攻撃を信条とするチームに生まれ変わった。
中盤に松木玖生のような強度の高い選手がおり、ワントップには一人でも推進力
のある突破を仕掛けられるスピードとパワーのあるディエゴ・オリヴェイラがい
る。彼らが抱える選手の特徴を考えると、いまのやり方の方が最大出力は高いだ
ろう。非常に厄介なチームに生まれ変わっている。
岩政大樹監督も、相手の変化に警戒心を強めていた。
「マリノスなど、いま日本に増えてきている守り方ですよね。ハイプレスもかな
り勢いを持って入って来るので、そこの浸透はやはり早いなというところを感じ
ています。FC東京も強度の高い選手をそろえていますので、選手たちに合うやり
方なんだろうなと思っています。そこはやはり警戒しなければいけませんし、い
かに外すかというところ、そして、外すだけではなくてやり合わなければいけな
いところもあると思いますので、そういう選手、やり合える選手たちで挑まなけ
ればいけない」
先日対戦した京都くらいの強度であれば、下からつないで相手のプレスを外す場
面をつくることがチームの成長につながっただろうが、今回の相手は近い距離は
完全に潰しにくる。無理につなぐ必要はなく、長いボールを効果的に利用すべき
相手だ。一つ楔を入れたら外に大きく展開するような、天皇杯で対戦した甲府が
見せたようなビルドアップが効果的かもしれない。
相手が出てくる分、それをひっくり返すことができればチャンスは広がる。今ま
でやってきたことをしっかり出したい。
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