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第78回 米中半導体戦争を仕掛けるバイデン政権に米半導体業界も困惑という不思議

富坂聰の「目からうろこの中国解説」
 アントニー・ブリンケン米国務長官の訪中を機に、アメリカ高官の中国訪問ラッシュが続いている。7月上旬にはジャネット・イエレン米財務長官が北京に降り立ち、ジョン・ケリー米大統領特使(気候変動問題担当)がこれに続いた。  次に予定されているのはジーナ・レモンド米商務長官である。この流れを見ていると、あたかも米中関係は、一時の「酷寒」から抜け出し、改善へと向かい始めたようにも思われる。  ブリンケン訪中の約1カ月前には、米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官が極秘裏に中国を訪れていたことが報じられた。  しかし、問題はそれほど単純ではない。  確かに米中ともに「最悪」を避けようと努力していることは伝わってくる。しかし、バイデン政権が求めているのは「改善」とは限らない。  少なくとも中国はそう受け止めている。

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