久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.143 2023/08/01発行
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祝3周年?!メルマガを3年書き続けて得た7つの自由
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●INDEX●
1. 今週の東奔西走&七転八倒
>メルマガ3周年で得られた「7つの自由」
2.大人のアニメ&映画劇場
>還暦過ぎても青春?甘酸っぱくて泣ける3作
1) スキップとローファー
2) 青のオーケストラ
3) メタモルフォーゼの縁側
3.大人のミュージック&LIVE
>心をピュアに保つためのジョン・レノン3曲
1)アクロス・ザ・ユニヴァース
2)オー・マイ・ラヴ
3)スターティング・オーバー
4.大人の放課後相談室
>タバコをやめて作業時間が増えたはずなのに仕事が楽にならない不思議
5.編集後記~時には大人もボヤキ&ため息を~
>アルジャーノン(私?)に花束を!
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1. 今週の東奔西走&七転八倒
>メルマガ3周年で得られた「7つの自由」
烏兎匆々として歳月は流れ、おかげさまで当メルマガも発刊3周年となりました。
ご愛読ありがとうございます。特に創刊号から読んでくださっている奇特な方々には心から御礼申し上げます。そんなみなさんこそ私の隠れ親友です。
もともと、まぐまぐの担当編集者に勧められて始めた有料メルマガですが、60歳からの人生リスタートを目論んでいた私には「絶好の機会」でした。
なぜなら、60歳の還暦を迎える前に「感動する力」と「表現する力」をバージョンアップして、新たなチャレンジを始める準備ができると考えたからです。
■3年で何が変わったか?
まずは3年続けることが大切なのです。
大学の講義や拙著では、ことあるごとに「3日3か月3年の壁を超えよう」と熱く語っております。新しいことを始める時は、どうしても、3日坊主になりがちです。身も心も慣れるまでには3か月はかかるでしょう。さらにがんばって3年続ければ、半ば自動化して、あれこれ考えずとも身も心も自然に動くようになるというのが、昔から言われている経験則です。
果たして、3年で私のメルマガ発信力はどう変わったか?
残念ながら、もはや3年前の記憶は薄らいでいるので比較は難しいのです。なにしろ「自分のことは自分がいちばんわからない」ということも、よーくわかっているつもりです。
ただ、わが人生史上この3年間が最も多忙であったにも関わらず、毎週1万字を超えるメルマガが続けられていることは、自分でも驚きです。
ひょっとしたら、それに伴い「感動する力」と「表現する力」も少しは高められたかもしれません。少なくとも、かなり早くメルマガが仕上がるようになりました。
■いまやこのメルマガこそがライフワーク?!
しかし、一番の変化は、このメルマガを書くことが、ライフワークだと気づいてしまったことでしょう。
願わくば、この同人誌的メルマガを死の直前まで書き続けたい。
亡父よりちょっとだけ長生きして77歳で1,000号発行を達成したい。
いつの間にか、メルマガを書くことが人生の目的にさえなりつつあります。
読者が2ケタしかおらず、収入を得るどころか経費持ち出しのメルマガを、土日の休息時間や日々の睡眠時間をつぶしてまで続けることを、家族は不思議がっています。
しかし、メルマガを書くことは、私にとって楽しい修行であり遊びなのです。日々面白いモノや楽しいコトを探す力、それを美しく撮影し楽しく文章化する力を倍加させる新しい生活習慣なのです。
毎回、完全に満足しているわけではありませんが、それなりにうまく書けたと自分でほめられる時は、最高の達成感が得られるのです。
■3年前の目論見は外れてうれしい誤算!?
とは言え、当初、私が考えていたのは「深夜放送型の投稿メルマガ」でした。
創刊号には、その決意と期待が書かれています。
ひそかに、 今いちばん燃えているのは、このメルマガ なのです。
何かをエラソーに教えるよりも、 みんなで楽しいことを一緒 に考えたい。
WithコロナそしてAfterコロナの新時代こそ、 不要不急の「道楽」が必要 です。まだ知られていない密かな楽しみを、このメルマガで、みんなで見つけて追求したい。
人生百年時代だからこそ、地縁・血縁・学縁・社縁にしばられず、利害関係にとらわれず、好奇心でつながる 網縁ともだち が必要です。
全国に、わざわざ会いに行きたくなるような気楽な心の同志に、 このメルマガで出逢ってつながりたい 。
学生時代に 不眠症 だった私の楽しみは ラジオの深夜放送 でした。黄金期の深夜放送のように、ハガキ職人ならぬ メール職人こそが主役 のメルマガにしたいのです。
ホントに投書なんてくるの?と、おっかなびっくりのスタートですが、どうぞおつきあいのほど、よろしくお願い申し上げます。
などと宣言して張り切って始めたのですが、この仮説と熱い想いは、あてが外れてしまいました。
なにせ読者数がラジオ番組の聴取者数とは大違い。ですからマニアックな投稿も少しは集まったのですが、このスタイルは長続きしませんでした。今では、大人の放課後相談室がかろうじて投稿型を保っているだけです。
まあ、私の人生、立てた仮説の大半は外れて、その時々で現場修正していくのが、常であります。逆に当初の思惑通りにいかなかったことで、人生が好転する(と考えるようにしている)のも悪くはありません。
今回もまさにそうでした。嬉しい誤算があったのです。
■メルマガで得られた「心の自由」
私にとって、今いちばん大切なことは「心の自由」でありますが、このメルマガを書くことで「7つの自由」を獲得できたのです。
これまで、私は、30代にお礼代わりの同報メールを書くことから、なぜかネットメディアでの連載をするようになり、40代には雑誌の連載や自著の出版を叶えてベストセラーにもなり、50代では、ありがたいことに新聞のコラム連載までさせていただけるようになりました。
ですから、物書きを志す人なら(私は志したというよりご縁に恵まれただけですが)叶えたい夢をおおよそ実現できたといっても良いでしょう。
それはそれで恵まれた人生であり、過分なご縁をくださった方々に深く感謝しています。
しかしながら、この読者の少ない極私的で同人誌的な有料メルマガを3年書き続けて、わかってしまったのです。
物書きにとっていちばん幸せなことは、まさに「心の自由」のもと、好きなように書くことなのだと。
人生2週目スタートの還暦後、わが生き様の総仕上げとなるライフワークが、このメルマガであると。
■やっと得られた「7つの自由」とは?
「心の自由」とは具体的に何か。
ひょっとしたら、今後のみなさまの人生における自己表現のヒントになるかもしれないので、「7つの自由」を列挙してみましょう。
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