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第279回 ロシアが新たなマイニングのセンターか?AIとブロックチェーンを組み合わせた注目の分野
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▼今回の記事
ビットコインが相対的に安定する中、ウクライナ戦争を行っているロシアで新しい動きがあった。ビットコインのマイニングセンターにロシアがなる動きが出てきた。これを紹介する。またメインテーマとして、AIとブロックチェーンの結合で改めて注目されている産業分野を紹介する。
▼安定的に推移しているビットコイン
先週も引き続き、ビットコインの価格は安定的に推移している。過去5日間で1.21%の上昇だ。7月31日現在で417万円前後で取引されている。先々週までビットコインETFの認可の可能性が大きな話題になり、これが相場を押し上げる要因になっていたが、「米証券取引委員会(SEC)」の審査が長引くことがはっきりしたため、一頃ほど話題にはならなくなっている。先週から今週にかけては、むしろ次の動きの影響が大きかった。ただ、どれも大きな動きではない。
1)ティム・ドレイパーの予測
ティム・ドレイパーは、シリコンバレーの著名なベンチャーキャピタリストで、ビットコインとその将来性について非常に楽観的な見解を持っている。彼は以前からビットコインの価格が2024年末または2025年初めには25万ドルに達すると予測しており、その予測を最近も繰り返している。
彼の予測は、ビットコインがより広範に使われるようになるという期待に基づいている。彼は特に、小売業者がビットコインを受け入れるようになると予測しており、それがビットコインの価値を押し上げる一因となると考えている。
しかし、彼の予測が正しいかどうかは未知数だ。ビットコインの価格は非常に変動性が高く、多くの要因によって影響を受ける。それに、ビットコインが広範に受け入れられるという彼の予測が実現するかどうかも確定的ではない。
それでも、彼のような著名な投資家がビットコインに対して楽観的な見解を持っていることは、市場の一部の投資家に影響を与え、ビットコインの価格に影響を与えた可能性がある。彼の予測が市場の期待を形成し、それが価格に反映されたのだ。
2)暗号通貨決済会社、「Six Clovers」の立ち上げ
元PayPalの幹部であるJim NguyenとNas Kavianが設立した「Six Clovers」は、伝統的な金融資産とデジタル資産をつなげることを目指す新たな暗号通貨決済プラットフォームだ。このプラットフォームは、「Algorand」という暗号通貨を基盤としている。
「Six Clovers」の目指すところは、企業がリアルタイムで国際的な決済を行うことを可能にすることだ。これにより、企業は従来の銀行システムを介さずに、より迅速かつ効率的に決済を行うことができる。これは特に、国際的な取引を頻繁に行う企業にとって大きな利点となる。
このような新たな決済プラットフォームの登場は、ビットコインを含む暗号通貨の普及と利用可能性を高める可能性がある。暗号通貨が実際の商品やサービスの決済に使われることは、その価値と信頼性を高める一因となる。また、「Six Clovers」が成功すれば、他の企業も同様のシステムを導入する可能性があり、それがさらなる暗号通貨の普及を促す可能性が高くなる。
3)アナリストによる否定的なコメント
暗号通貨投資についての議論は、そのリスクと揺れ動きに焦点を当てている。一部のアナリストや金融プランナーは、暗号通貨の価格変動の大きさと予測不可能性から、すべての人に適している投資ではないと指摘した。
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