第610号
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岩上安身のIWJ特報!
ウクライナ紛争への深入りは「米国覇権の終わりの始まり」?
米国依存から離脱する動きがグローバルサウス諸国で急加速!
岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビュー
(その2)
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(その1)のつづき
・元外務省国際情報局長・孫崎享氏(IWJ撮影)
https://bit.ly/3rPVgnq
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者、エフゲニー・プリゴジン氏による衝
撃的な軍事クーデターの未遂事件直後、2023年6月28日に行われた、元外務省国
際情報局長・孫崎享氏への岩上安身によるインタビューの続きである。
岩上は、米国のウクライナ紛争への深入りは「米国覇権の終わりの始まり」で
、「米国依存から離脱する動きがグローバルサウス諸国で急加速」していると、
中国等の動向も踏まえて指摘。孫崎氏は強く同意し、この大変化にマスメディア
が目をつぶり、米国や政府の情報だけを報じることを嘆じた。
この点について岩上は、自らが総理会見に出席した際、記者クラブの記者から
コメントを求められた後で、ウクライナ紛争の要因であるドンバス紛争を、マス
メディアはなぜ報じないのかと問いかけた時の、相手の記者の「目も耳もそむけ
る」ような、異様な反応について振り返った。
「ワグネルの反乱」の主役であるプリゴジン氏については、岩上は、ソ連崩壊
後にソ連全土で巻き起こった、巨大なスケールの「仁義なき戦い」で勝ち残った
、ヤクザの親分的人物であると、当時の生々しい取材体験を踏まえて評した。
一方、ロシア国民の「英雄」的イメージの獲得に成功したプリゴジン氏が、実
はウクライナと内通していたという情報を、「反乱」の1ヶ月以上前に『ワシン
トン・ポスト』がスクープしていた。これが事実ならば、当然、米政府も事情を
把握し、「関与」していたのではないかと疑って考えるべきところであるが、し
かし日本のマスメディアは、またしても肝心なポイントを、一切、報じなかった
。
さらに、「前科者」でもあるプリゴジン氏の、プーチン大統領との関係や、ウ
クライナ情報局や西側諜報機関、米大統領選等との複雑で微妙な関係に話は及ん
でいく。
(記事目次)
◆米国のウクライナ深入りは「米国覇権の終わりの始まり」? しかし紛争の真
実にあえて目をつぶる日本のマスメディア!
◆「ワグネルの反乱」主役のプリゴジンは軍人ではない。ソ連崩壊後の「仁義な
き戦い」で勝ち残ったヤクザの親分的人物!
◆プーチンに反旗を翻したプリゴジンはウクライナと内通! 米ホワイトハウス
はそれを1ヵ月以上前から知っていた!
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