* 市況展望 (執筆日時:8月1日 3時)
いつものように市況を展望します。
[1] これまでの経緯
前回のメルマガで、
「現時点(6月1日)は『踊り場的な調整
局面』であり、それが終了すると、再度
上昇に転じる」
と予想しました。
7月28日に日銀の政策決定会合があり、
そこでYCC(イールド・カーブ・
コントロール)の上限を「1.0%」に
引き上げるという、金融政策の「微修正」
が行われました。
この政策決定会合で、金融政策の大きな
転換があるかもしれないということを市場
は警戒して、「踊り場的な調整局面」を
演じたというわけです。
現に、日経平均株価は先月6月19日に
「33,772円」の高値を付けましたが、そこ
から下落し、7月1日には「33,762円」の
二番天井を付けて、そこからも下落して、
「32,700円前後」で推移してきました。
これが「踊り場的な調整局面」です。
そして、日銀の政策決定会合当日の
7月28日は、前場は前日比で500前後
安い水準で模様眺めとなりましたが、
政策決定会合の結果が伝わった同日の
後場には、大きく乱高下をしました。
後場の寄り付きからは急激に高く
なりましたが、その数分後に政策決定
会合の結果が伝わるや、急速に日経
平均株価は下落に転じて、13時16分に
前日比で850円以上値を下げました。
そこから一転して上昇に転じ、その日
の高値圏で引けました。
YCCの上限は、従来は「0.5%」
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