よくハリウッドが「日本」を題材にしたときに、
その映画やドラマの中の
「日本の描写がおかしい!」
「これじゃない!」
「なんちゃって日本だ!」
「トンチキ・ジャパンだ!」
と、(楽しんでくれている人はともかく)半ば暴力のように、
まるでハリウッドの文化考証や言語考証の全てがダメであるかのように言い放つ
ツイートがあったりしますが、
結局、フェンスの外から、あるいは国の外から、
いくら「文句や不満」のスタンスで、僕らの母国語だけで、
何を言ったところで、劇的なスピード感では変わらないんです。
(※ 意見を言うこと自体は大切。但し「伝え方」を工夫しない限り、
何も変わっていかない、という意味です)
作っている人たちに、直接、
「ここはこう違っているんですよ、ここを正せばもっと良くなります」
「もっと現実味が増すし、日本の視聴者にも受け入れてもらえるんです」
と説明してあげれば、良い質のものはできるんです。
ハリウッドの映画やドラマに僕らは慣れ親しんでいますが、
作っている相手は「外国」のアーティストです。
僕らの歴史や文化や言葉など、詳しくは知らない外国人です。
その人たち(クリエイターたちやスタッフ)に対して、
より良い形を見せたり、教えたり、聞かせていくことを、
丹念に、根気よく、あきらめずに、
誰かがやらなければ、ずっと同じままなのです。
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