メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

複雑怪奇な円相場

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2023/08/01
    • シェアする
複雑怪奇な円相場 おはようございます 4年ほど前から老眼鏡をかばんに突っ込んであるのですが、それを使ったことはほとんどありません。4年ほど前に小さい文字がちっとも読めないようになったのですが、今は裸眼でほとんど読める状態です。これが読めないことで得をすることは、読みたくない報告書や契約書など、字が小さいから読めない、と子供のようなダダをこねられたこと(笑)。結びたくない契約、失敗した報告書など、読みたくないときに断るのが非常に好都合だったわけです・・・。でも、小さい字でも読めることがバレてきたので、老眼鏡の変わりにサングラスを突っ込んだ、というだけの話です・・・。老眼が治る? ほとんどの方にはにわかに信じられない話かもしれませんが、問題は目にあるのではなく、腰や背中が加齢とともに曲がってきて目の使い方が変わってきているから見えなくなっている、ということに気づけば簡単に治ります。というわけでワイ、若いのΣ(・ω・ノ)ノ!、と吹聴しているのです。 こういうことで得意になっていると、鋭いツッコミが入ります。 「そもそもそういうことを話題にしていることが「ジジィ」の証拠だよ」「健康とかの話をしているのはジジ、ババの証拠」返す言葉、ありまへんがな・・・。 ■日銀政策決定会合の修正を解釈できないマーケット なんの価格でも、1.ドル2.金利3.GDP+需給によって価格の構成がなされている、という話を何度もしています。ここで注意してほしいのは1.ドル2.金利3.GDP<需給だということです。1から3と需給では需給の方が影響力は大きい、ということです。 すなわち、需給はすべてに勝ると、株式市場では使い古された格言になりますが、需給がドルや金利の動きよりも優先される、ということです。 きのうの円相場が安かったのは、やはり需給なのだろうね、と思います。理由はドルや金利はそのリアルタイムで数値が出ますが、需給はどこにも答えがない状況です。リアルに需給はわかりません。そこで、本来なら円高になるものが、円安であれば、需給なんだろうね、と類推するほかないのです。 その前にきのうは円高になると思う、と記しました。すいませんでした。ただ、言い訳をすると、前段の方で中期的には2円ほどの円安が進行する可能性がある、と記したのは救いだったような気もします。ただ、1日で1.5円も円安になるとは想像だにしていなかったことです。 きのう起こったことは、まず、日銀の政策修正によって、金利の上昇が容認されました。国債の金利が上昇するということは、国債の価格が下がるということです。その意味は、円の価値が下がるということです。 円の価値が下がれば相対的にドル高→ユーロ安になることが顕著に出た一日でした。アメリカでは労働市場の堅調さが確認され、ユーロ圏では景況悪化とインフレ率が下がったことが材料です。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 株やFXをトレードするときほとんどの人が感覚や本能でトレードをしています。 その感覚や本能は素晴らしいものですが、どの世界でも本当に成功するのはそれを科学的、ロジカルに説明することができるものです このメルマガを読むことによって株式やFXに科学的な視点を加えることを目的にできればと思います
  • 990円 / 月(税込)
  • 毎週 月・火・水・木・金曜日(祝祭日・年末年始を除く)