米ソフトランディング期待を脅かす指標
「FRB内にもソフトランディング期待」
最近の米国市場ではにわかにソフトランディング期待が高まっています。米国経済が堅調に推移する中で、インフレ率が低下を続けてきたために、このまま景気を過度に冷やさなくても、米国のインフレは目標の2%をいずれ実現できる、との期待です。
そして最近ではFRBにもこうした期待が広がっています。先にパウエル議長がFOMC後の会見で、米国は景気後退に陥らない、との見方を示しました。これに続いて、シカゴ連銀のグールズビー総裁も「失業率を大幅に上昇させずに、すぐにではないものの妥当なペースでインフレ率を低下させる適度なバランスをとることが可能」と述べています。
またアトランタ連銀のボスティック総裁も、「米国経済が自身の想定通りに推移するなら、9月の会合では利上げを支持しない」と述べています。今後の対応はインフレ指標如何としていますが、いずれもインフレの引き続く減速を期待している、としています。
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