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【考察・エッフェル塔記念写真炎上問題】 国民は松川るい氏の一体何にムカついたのか?

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
今、自民党参議院議員・松川るい氏ら、自民党の国会議員や地方議員ら38人 で3泊5日でフランス研修に行った際の、SNSに投稿されたエッフェル塔前での写真がネット上で大炎上となり、テレビでも連日報道される事態となっりました。  国会議員等は決して遊びに行っているわけではなく、少子化対策や女性活躍についてフランスの国会議員らと意見交換をするなど、日本の政治・行政に参考となる情報を収集するための研修だったわけで、それ自体は大変結構なことだと思います。日本国内にいては分からない、現地ならではの情報をしっかり収集し、日頃の政務、公務にお役立ていただきたいと思います。 が、問題は、SNSに、自身で投稿した数々の写真が、まるで「遊びに行っている観光旅行」にしか見えないこと。この研修には、自民党から補助もでているわけですが、その自民党のお金には税金も入っていますので、公的資金使って遊びにいったのか、という点が国民の大きな反感を生んだわけです。 おりしも国民は今、岸田内閣が続ける、不況を放置したままの増税路線に不満をため込んでおり、この「公的資金で観光旅行」という写真のSNS投稿は、その不満の火に油を注ぐ格好になったのです。 しかも、SNSに写真を自らアップロードした松川るい氏は、ご自身の娘さんが複数の写真に写り込んでおり、「税金で家族旅行か!?」と炎上に拍車がかかる格好となりました。おまけにその子供の世話を、一部、外務省の役人が担当していたということも報道され、これもまた国民の反感を拡大させることとなりました。 一方で、こういう炎上に対して、三浦瑠麗氏は 『エッフェル塔いって記念にポーズ取るってふつうの発想だよね。』 と松川氏らを弁護するツイートを投稿しました。同様にまた、松川氏と同行した今井絵理子議員の「パートナー」である橋本健氏も、 「エッフェル塔の写真。ご飯の写真。どんどん撮ればいいよ。何も悪くない」 と全面的に擁護するコメントをツイッターに投稿しています。 さらには、松川るい氏自身は、こうした擁護論と全く同じ論調で、炎上に対して謝罪するどころか、逆ギレするような形で、

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