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【痛くない死に方 2023年第31号】国産コロナワクチン初承認へ 日本はこれからどうなるの?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2023/08/05
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2023年 第31号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。フーテン医者になって1ヵ月。自由な身体になって初めての夏 を迎えています。昨年までは、寝苦しい熱帯夜には、ご高齢の患者さんの顔を 思い出しては、ちゃんとエアコンつけているやろか? いや、あの家はエアコン がなかったからな。ちゃんと窓を開けて寝ているだろうか? とか、独居の人 たちの生死が不安でした。いろんな顔がぐるぐるしていました。 もう、主治医は変わったのだから、どの顔も思い浮かべなくてもいいはずなの だけれど、やっぱり暑い日は、「ああ、あのおばあちゃん、大丈夫かな…」と つい心配になって患者さんの顔が脳裏に浮かぶ自分がいます。 でも皆さん、新しいしっかりした主治医がついている。大丈夫、大丈夫。 さて昨日は、畏友・ASKAさんのワンダフルワールドツアーのファイナルに伺い ました。会場で声をかけてくださった皆さん、誠にありがとうございます。 「頑張ってください」とASKAさんのファンから握手を求めれられて、いや、 えっと、僕でいいの? という感じに。手のひらで受け取った皆さまのエネル ギーは、あの後、しっかりとASKAさんに握手をして伝えてきましたからね。 それにしてもASKAさんは、お会いするたびにどんどん若返っている。 身体が若い。声が若い。笑顔が若い。気持ちが若い! ファンの人たちやスタッフの人たちは異口同音に「いつまで経っても、ASKAさん は、少年のような人だから」と彼のことを言う。 ああ、そうなのかもしれない。ほんとうにこの人は、歌っているときはいつも、 西日のあたった放課後の校庭で走っている、日なたくさい少年のような 雰囲気だ。歌が好き。歌うのが好き。ファンの人に歌声を届けるのがとても好き。 即興で歌ってくれた「ボヘミアン」も最高だった。 ボヘミアンて、つまりフーテンのこと。俺の歌やん! と嬉しくなった。 好きな事を全力できている人は、やっぱり若々しいよね。 同年代の僕は、ステージで歌うASKAさんの姿がとても励みになる。 今まで多くの60代、70代を見ていてつくづく思う。 人間、一番の若さの秘訣は、「好きなことをとことんやること」。 そのためには、「嫌なことをどんどんやめること」。 人間のストレスというのは、99.99パーセント人間関係に起因している。 まずは無駄な人間関係を断ち切り、そこに充てていた時間を、自分の好きなことに 使うこと。だから僕も、もう必要ないと思った学会や集りなどは、どんどんやめた。 もう行っても意味のない場所には、行かない。予定調和で人付き合いをしない。 この二つを心に決めるだけで、ずいぶんとストレスは減っていく。

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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