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2023.08.07発行 NO:0114
家畜人ヤプー倶楽部(家畜人ヤプー全権代理人 康芳夫)
康芳夫、澁澤龍彦を語る「『家畜人ヤプー』が『血と薔薇』に掲載される直前
まで、彼には責任編集をやってもらっていた」
毎月 第1月曜日(祝祭日・年末年始を除く)発行
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◆一九七◯年 三島由紀夫氏(『潮』七月号より)
戦後の日本人が書いた観念小説としては絶頂だろう・・・・・・・・・
この小説で感心するのは、前提が一つ与えられたら世界は変わるんだというこ
とを証明している。普通にいわれるマゾヒズムというのは、屈辱が快楽だとい
う前提が一つ与えられたら、そこから何かがすべり出す。すべり出したら、そ
れが全世界を被う体系になっちゃう。そして、その理論体系に誰も抵抗できな
ってしまう。もう政治も経済も文学も道徳も、みんなそれに包み込まれちゃう
。そのおそろしさをあの小説は書いているんだよ
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◆知の巨人(別称 痴の虚人)立花隆君を慎んで追悼する
我が友、立花隆君が遂に亡くなった。
同君と小生の交友関係は実に50年に亘って続いたことになる。
週刊文春2019年12月26日号「私の読書日記」で実に彼らしく怪友「康芳夫」
即ち小生に関してふれている。「私の読書日記」に関して彼に手紙をしたため
たが以下全文を再録する。
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