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佐高信の筆刀両断~三島由紀夫批判ふたたび~
2023/8/11
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◆目次
1・筆刀両断 三島由紀夫批判ふたたび
2・『噂の真相』人名録(18) 岡留安則
3・雑記
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1・筆刀両断 三島由紀夫批判ふたたび
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「ますます喜劇的になっていく」と三島を評したのは大岡昇平だった。
三島が自決する前である。
中川右介に『昭和45年11月25日』(幻冬舎新書)という本がある。
その日その時、
誰がそれをどう受けとめたかをまとめたものである。
自衛隊員に向かって三島がヤジった演説も載っている。
彼は叫んだ。
「自衛隊にとって建軍の本義とは何だ。
日本を守ること。
日本を守ることとは何だ。
日本を守ることとは、
天皇を中心とする歴史と文化の伝統を守ることだ」
ヤジがとぶ中を三島は「天皇陛下、万歳」で結んだ。
あれから53年である。
私は日々「三島的なるもの」と闘っている気がする。
三島が死ぬ前年の1969年6月23日号で
『平凡パンチ』は三島についての「広域きき込み捜査」をした。
それがなかなかにおもしろい。
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