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第280回 これからビットコインの相場を動かすもの、AIとブロックチェーンの結合サプライチェーン その1
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▼今回の記事
今回はまず一種のまとめとして、ここ数カ月でビットコインの相場に大きな影響を与えた動きを改めて詳しく見て見る。これは今後のビットコインの相場にも相変わらず大きな影響を与え続ける動きである。知っておくことは非常に重要である。次にメインテーマとして、サプライチェーンにおけるAIとブロックチェーンの組み合わせについて紹介する。
▼引き続き安定的に推移するビットコイン
それでは今回の最初のテーマを書く。ビットコインの相場に影響を与え続けている動きのまとめである。これらの動きは過去数カ月に相場に大きな影響を与えたが、今後も影響を与え続ける動きとなるようだ。知っておくべき情報なので、まとめて掲載する。
先週から今週にかけて、ビットコインには大きな値動きはなかった。相場は安定的に推移している。過去5日間で1.24%と小幅に下落している。8月7日現在で、412万円前後で取引されている。
●ビットコインの相場に影響を与え続けている動き
ビットコインの相場には大きな変動もなく推移しているが、ここ数カ月、そうした相場に大きな影響を与えている動きがある。これらの動きの影響を依然として大きく、今後のビットコイン相場のトレンドを見る受けでは見過ごすことのできない動きとなる。このメルマガの記事では、そうした動きをこれまで個別的に紹介してきたが、今回はそれらをまとめて掲載する。以下の動きである。
1) リップル社にポジティブな裁判所判決
ニューヨーク南部地区の裁判官は、XRPは「その表面上は必ずしも証券ではない」との判決を下した。この判決によりXRPや他のアルトコインの価格が急騰し、「Coinbase」や「Kraken」などの大手取引所はXRPの取引を復活させた。
2)ワールドコインの立ち上げ
「OpenAI」のCEOであるサム・アルトマンが設立した「Worldcoin」は、虹彩スキャンによってユーザーの身元を確認するコインだ。批評家たちはセキュリティやプライバシーのリスクについて懸念を示したが、この暗号は「WLD」というティッカーで取引を開始し、時価総額はおよそ2億6700万ドルに達した。これは虹彩スキャンで個人のアイデンティティーをリンクしてセキュリティーを確保することで、政府がベーシックインカムを供与するベースのコインとして期待されている。
しかし、ワールドコインが虹彩をスキャンするバイオメトリクス・イメージング・デバイスの使用に重点を置いたことで、セキュリティとプライバシーに大きな懸念が生じた。虹彩スキャンに参加したユーザーは無料でトークンを受け取ったが、生体データの収集については懸念が残る。
3)米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ
「米連邦準備制度理事会(FRB)」は7月に利上げを実施し、暗号市場に影響を与えた。ポジティブなインフレデータにより、「FRBいが金融引き締めサイクルの終わりに近づいているのではないかという期待が高まり、ビットコイン価格に影響を与えた。
4)米議会の立法と規制
「下院金融サービス委員会」は、決済用安定コインの発行をめぐるルールと暗号通貨規制の枠組みを確立する法案を推進。上院は、財務省が暗号通貨を違法行為に利用することを取り締まるための措置を承認。また米下院は、デジタル資産を証券と商品のどちらに分類すべきかなど、デジタル資産に関するルールを明確にするための法案を提出した。これは、より広範な規制のあり方や投資家の信頼に影響を与える。現在この法案は審議中である。
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