それを特に実感したのは、あれは何という小説だったかなあ、とにかくソ連
の児童小説で主人公の少年だか少女だかが赤の広場のパレード(戦勝記念
日)を心待ちにしているという描写を読んだときでした。その頃は親が『リ
ーダース・ダイジェスト』という雑誌を定期購読していてぼくも勝手に読ん
だりしてたんですが、この雑誌はむちゃんこアメリカ中心主義でめっちゃ反
共だったので、おどろおどろしいイラスト付きで「ソ連やソ連の傀儡国家に
おける暴虐非道な拷問の数々」みたいな記事がよく載っていてですね、そう
いうものを日常的に読んでいたので、今書いた題名の思い出せないソ連の児
童小説を読んだときに、まるでデス・スターの中にも子供たちがいて楽しく
暮らしててダース・ベイダーをお父ちゃんと慕っている、みたいな、まった
く予期しなかった外国像というかソ連像に触れてビックリしたということが
ありました。
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