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vol.55「一流に学ぶ、成功のために必要なこととは?~大森南朋さんの人間力~」

小松成美の伝え方の教科書-ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術
「小松成美の伝え方の教科書 ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術」 vol.55「一流に学ぶ、成功のために必要なこととは? 〜大森南朋さんの人間力〜」 【今週の目次】 ============== 1. 成美のつぶやき └小田和正のライブで感じたこと 2. 一流に学ぶ、成功のために必要なこととは?〜大森南朋さんの焦らない力〜 └初めての単独主役は自分と似ていた役 └父親はおそれを感じるくらいの理解不能な存在だった └自分の“素”を拾われて、初めて役者に本気になれた └芝居も現場に行って、数をこなすしかない └役に日常生活を引っ張られることはない └映画監督になった兄・大森立嗣の存在 └『ハゲタカ』で国内外の賞を多数受賞 └ある日交わした約束が果たされた『ハゲタカ』 └どんな業界の人間も、人間の本質はみな同じ 3. 小松成美の心に残る、あのフレーズ 4. お知らせ ============== 1. 成美のつぶやき 小田和正のライブで感じたこと 中学生の頃から大ファンの小田和正さん。小田さんのライブツアーファイナルとなる横浜アリーナ公演へ行ってきました。 京浜急行の金沢文庫駅から徒歩2分のところにある小田薬局。その次男に生まれた小田さんは、高校時代から音楽活動を初め、オフコースとして1970年にメジャーデビューしました。その後ソロになってからもツアーを敢行し、ステージに立ち続ける(いつもチケットは完売です!)超・現役シンガーソングライターです。 2023年8月2日、全国ツアー「明治安田生命Presents Kazumasa Oda Tour『こんどこそ、君と!!』」のファイナルを迎えた小田さん。 ステージでは会場全体に作られたランウェイを、歌い、ギターを弾きながら動き回ります。 一度も座ることなく、観客に水を飲む姿を見せることもなく、20代の頃と変わらない歌声を響かせるのです。現在75歳、今年9月には76歳になる小田さんの姿に、心から「年齢と老いや厭世観とは比例しない」ことを痛感させられました。そして、小田さんのように年齢など超越する人になりたい、と強く思いました。小田さんが私にとって最高のお手本です! この日は、オープニングの『風を待って』から総立ちでした。ファイナル公演という特別な日にあたり、小田さんはチャーミングな声でこう観客に話しかけます。 「変に盛り上げようとするとコケるので、いつも通りにやろうと思っていましたが、やはり、なんと言っても最終日。みんなで思いっきり盛り上がっていきたいと思います!よろしくお願いします」 人気曲『ラブ・ストーリーは突然に』『風と君を待つだけ』『生まれ来る子供たちのために』など、ファンの心をつかむ名曲たちが披露され、小田さんのハイキーの歌声と曲に込めたメッセージがアリーナ全体に広がっていきました。 小田さんは「みんなの歌う声が本当によく聞こえました。どうもありがとう」とファンへの感謝の気持ちを伝え、ライブを締めくくりました。もちろんファンの熱狂は収まることなく、すぐにアンコールへ。 アンコールではフジテレビ系ドラマ『この素晴らしき世界(毎週木曜よる10時放送)』の主題歌『what’s your message ?』や地元横浜の定番曲『my home town』が披露され、場内は再び歓喜に包まれました。 そして、ラストは『こんど、君と』でフィナーレを飾り、エンドロールでは「また会えたらいいね」とのメッセージが残されました。ツアー総動員数45万人ものファンが感動し、笑顔と涙を分かち合った素晴らしいコンサートツアーでした。 多くのファンが唯一無二の空間で楽しんだこの素晴らしい瞬間は、永遠に心に残ることでしょう。「また会えたらいいね」というメッセージに、来場者全員が、心から頷いていました。 小田さん、素晴らしいコンサートをありがとうございました!来年もまたいきたいです。 2.一流に学ぶ、成功のために必要なこととは?〜大森南朋さんの人間力〜 今回取り上げるのは、私が大好きな俳優さん、大森南朋さんです。 日本人なら誰もが知る徳川家康を、希代のストーリーテラーである脚本家・古沢良太さんが新しい切り口で描いたNHK第62作の大河ドラマ『どうする家康』を見ていますか? 参考:NHK大河ドラマ「どうする家康」公式サイト この『どうする家康』で徳川四天王のひとりに数えられる名将“酒井忠次”を熱演しているのが大森南朋さんです。 大森さんは、14年前『龍馬伝』に出演されて以来、今回が2回目の大河ドラマ出演となります。大森さんが演じるのは、優柔不断でひ弱な殿を愛してやまない"三河の大将"。 家臣団のリーダーとして家康を支える重要な役どころで、殿と共に生き、殿を守り、やさしく見守りながら導く男です。大森さん演じる酒井忠次の姿は、見ている者の心を惹きつけてやみません。 NHK大河ドラマ『どうする家康』については、以前、寺島しのぶさんの回でも触れました。大森さんは寺島しのぶさんと2003年公開の映画『ヴァイブレータ』『赤目四十八瀧心中未遂(あかめしじゅうやたきしんじゅうみすい)』で共演しており、2004年には同映画の演技で第25回ヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞しています。 私は、NHKの経済ドラマ『ハゲタカ』が大好きで、大森さんのインタビューを熱望し雑誌のインタビューを機にお話を伺うことができました。

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  • 小松成美の伝え方の教科書-ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術
  • これまでノンフィクション作家として、たくさんのトップアスリートやトップ経営者の唯一無二の「人生」を取材してきました。その経験をもとに、書籍だけでは書ききれなかった小松成美流のコミュニケーション方法や独自哲学を伝えていきたいと思います。経営に、スポーツに、文化に。多岐に渡って、学びあるコラムを配信して参ります。誰もが発信者となる時代に、是非ご参加ください。
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