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元証券会社社長・澤田聖陽が教える「投資に勝つニュースの読み方」
Vol.185
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/ 2023年8月8日発行 /
◎目次
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ニュース解説
東芝がTOBで非上場化
東芝は再生できるのか?
・読者からのご質問の受付について
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東芝がTOBで非上場化
東芝は再生できるのか?
8/8から日本産業パートナーズ(JIP)を中心とした国内連合による東芝へのTOBが開始される。
TOBは9/20まで、TOB価格は4,620円で全株取得を目指す。
成立要件は発行済み株式の2/3以上の応募となっており、成立しても応募が9割未満であった場合は、11月を目途に臨時株主総会を開き、株式併合の議案を諮り、可決されれば上場廃止となる。
JIP連合は東芝を上場廃止して、再生後に再上場を目出す方針だ。
◆ 東芝の非上場化のスキームとその背景
東芝のTOBによる非上場化については、JIPが取りまとめ役となり、オリックス、ローム、中部電力、ゆうちょ銀行など約20社が合計1兆円を出資、三井住友銀行、みずほ銀行、三井住友信託銀行などの銀行団が最大1兆4,000億円をJIPに融資する。
これは融資を使ってレバレッジを掛けて企業を買収するLBO(レバレッジドバイアウト)というスキームだ。
銀行団からの借入については、東芝のキャッシュフローから返済していくことになる。
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