読者からこんなコメントを頂きました:『お盆も近づき、週末は各地で夏祭り・盆踊りが開催されていましたね。今朝のニュースでもその様子が報道されていました。これらの報道は一様に、コロナで3年間開催できなかったがコロナを乗り越えて久しぶりに開催できた、やはり夏祭りは地域にとって大事、云々。。。報道の中でインタビューを受けている一般の方も、もちろんマスクなど一切せず「お祭りが帰ってきてくれて嬉しい」の一色。
でもちょっと待て。いまも周りではインフルエンザやコロナに掛かっているひと、大勢いますよね?去年までと何が違うの?コロナが怖い病気じゃなくなったの??去年までのバカ騒ぎは何だったの?そんな反省や振り返りをする報道やコメントなど一切ありません。「まあ、いいじゃない、日常が戻ったんだから。」周りの人にこの疑問をぶつけると必ず返ってくるこの言葉。これを聞くたびに、
あぁきっとこの国ではコロナバカ騒ぎと同じことが延々繰り返され、そのたびにこの国と国民は劣化していくんだろうな、と悲しくなります…細かいこと言いすぎでしょうか?
いいえ、決して細かいこと言い過ぎ、でも何でも無く、もっともっと行っていただかないと行けませんね。
コロナの乱痴気騒ぎが始まったのが2020年の3月。
僕はリスク心理学、という学問に20年以上関わり、様々な研究を行い、辞典執筆なども担当してきましたが、その学問的見地に立てば、このコロナ騒動は、人類史上何度も何度も繰り返されてきた、極めて典型的な「社会心理学的パニック」に他なりません。
で、そういうパニックになれば、人々は合理的な判断ができず、かえって被害を拡大してしまう、だから、パニックを納め、冷静に合理的判断を促すことができれば、我々の社会は大きな経済的社会的精神的被害を大幅に減ずることができる…当方にはそういう「真実」がかの2020年3月の次点でクッキリと大局的、俯瞰的視座から、(リスク心理学の学問的視座も援用しながら)いとも容易く見て取ることができましたので、できるだけ、人々のパニックが収まるような情報配信に努めました。
医学部、ウイルス学の専門家の意見にもとづきながら、大学のユニットから学術的提言を公表すると同時に、メルマガ、ラジオ、テレビ、Youtubeそして挙げ句の果てには、(記述情報のあまりの短さに)長い間忌み嫌い続けてきた「Twitter」まで動員して、徹底的に情報・メッセージ配信を行ったのでした。
が、多勢に無勢、あろうことか、こういう世論の不条理に戦いを挑み続けてきた言論神野仲間達からも「裏切り者」が出てくる始末となり、世間の「コロナ自粛」の波は一向に収まることはなかったのです。
が、あれから3年半、ようやく世間のコロナに対する認識は、当時の当方の認識に近づいてきたようです。
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