したがって、ナチュラルマイナースケールをハーモナイズすることは、
マイナーハーモニーへの第一歩でしたが、それだけでは完全ではありません!
ファイブドミナントコードの由来:ハーモニックマイナースケール
ファイブコードがドミナントではなくマイナーである場合、どう問題になるのでしょうか?
ナチュラルマイナースケールをハーモナイズして得られるマイナー7コードがファイブコードとして使用される場合、
ドミナントセブンスコードではないため、ファイブからワンへの進行において聴覚をトニックコードへ導くために
必要な音程の緊張が欠けています。これはジャズ全般で頻繁に見られる進行です…。
実際、ドミナントコードの3度と7度の間の三全音音程は、ドミナントコード内で聴覚が感じる音程の緊張を作り出し、
解決されることを耳が求めるものです。一方、マイナーセブンスコードにはこの音程が含まれていないため、
ジャズにおいて効果的なファイブからワンへの進行に必要なハーモニックな緊張が欠けているのです。
したがって、AマイナーキーのファイブドミナントセブンスコードをEマイナーセブンではなくEセブンにしたいのは、
ファイブコードからワンコードへの必要な緊張を含む三全音音程を持つためです…。
したがって、マイナーキーにおいてこのファイブドミナントサウンドを得たい場合、どこから取得できるでしょうか?
ハーモニックマイナースケールが登場します。
これはハーモニックマイナーと呼ばれるのは、通常マイナーキーでコードをハーモナイズするために使用されますが、
メロディックな目的にもよく使用されます。ハーモニックマイナースケールとナチュラルマイナースケールの唯一の違いは、
メジャー”7th”の音程です。この1つの変更(Gシャープ)によって、ナチュラルマイナースケールハーモニーの4つの
コードが変わります。
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