メールマガジン・まぐまぐ162号 ~あなたが犬に困る原因~
今月はこのようなタイトルにしたのには、理由があります。
なぜかしら、インスタがバズりしました。
そのため、たくさんのDM、コメント、メールで混乱しております。
私自身、なぜバズったのかは全く分かりません。
私の動画は、私が普段のように、普段の調子で犬と絡んでいただけですから、凄いとか言われても、
何がどう凄いのかが逆にわからないのでございます。
さて、たくさんのメールや質問が届くようになり、中でも多いのが「○○の治し方を教えてください」という内容のメール。
私を昔からご存じの方は、私が犬を触らずに「人」に「犬」を教えている人間であることはご存じでしょうが、
最近私を知った人は、私の動画をみて「犬の治し方」を伝授する人だと勘違いしている方が多いので困ります。
ご存じの方も多いと思われますが、皆さんがよくご存じのシーザーミラン氏とは3度ほどの面識がありまして、
彼の主催する研修にも参加したことがあります。
ですが、私は彼のメソッドを学ぶために参加したのではありません。
だからこそ、毎月開催しているアカデミーでも、ちょこちょこ「シーザーミラン氏」の犬へのアプローチがオーバーパワー
(ドミナント過ぎる)こともダメ出ししておりますし(本人にではなく)、こういう態度やアプローチは逆に犬を
脅かす原因になることも、動画解説で行っております。
勘違いのないように書いておきますが、私はシーザーの信者ではございません。笑
彼の凄さは知っています。彼を嫌いでもありません。
ただ、一般の方が扱えないような「人を襲う犬」や、飼い主をケガさせる犬など、
ポジティブトレーニングを推奨しているトレーナーが扱わない犬、ハンドルできない犬ばかりが多かったのは事実です。
犬種はほとんど、ピットブル、ロットワイラー、シェパードという大型犬が多く、
シェルターに捨てられている「殺処分」の決定された犬などを多くハンドリングしておりました。
だから、十数年前、私がLAでトレーニングクラス(グループセッション)を
「ペットコ」という大手のペットショップ3軒掛け持ちでやっていたときには、
SNSなどなかった時代ではありましたが、どこから聞きつけたのか、遠方から、マズルを付けられたいわゆる「闘犬」や
「ガードドック」ばかりが集まってしまい、クラスに参加していたトイプーやマルチーズ、
チワワの飼い主たちがドン引きしていたほどです。
パワーブリード(イカツイ闘犬)のエキスパートと言われていた時代もありましたが、本人は至って普通でして、
私が「えりごのみ」をして、犬種を選んでいたわけではありません。
小型犬も大型犬も大きさに関係なく、「犬」を救うために、飼い主さんにハンドリングを教えていたのです。
私の経歴は割愛しますが、私は長年、このメルマガを一回も締め切りを落とすことなく書き続けております。
そこには、「やり方」や「メソッド」は一つも書いておりません。
「○○の治し方」というようなテクニックよりも先に、「犬」を知らないまま飼っているという自覚のない飼い主の為に、
現実に起きた事件や事故、海外の犬事情など、日本では報道されないこと、
私が体験したことを中心に「知っておいてもらいたい」ことを書いております。
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