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第145号後編「ピンチで考える副業の選び方」

久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」 授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと 毎月第1-4 火曜日発行 vol.145 2023/08/15発行 *========*========*=======*=======* 4 大人の放課後相談室 Q ピンチで考える副業の選び方 45歳妻子持ち、正社員からアルバイトにならないかと会社から言われました。思うような成果を出せなかった自分が悪いので、受け入れようと思っています。ただ、アルバイト待遇になることで月10万円以上下がるので、その穴埋めに副業をしようかと考えています。その際に副業は、どんなものを選ぶのが良いのか少し悩んでいます。 得意を活かしたことをするのか、好きを活かしたことをするのか、決まった時間で完結する仕事がいいのか、久米さんが副業するとしたらどんなことをしますか?アドバイス頂ければ幸いです。 (神奈川県/45歳/男性) A 正社員からアルバイトへの会社都合の降格は原則不可のはず。社会保険の継続にも注意。それでもバイトなら身心と時間に余裕持てるものを。 ピンチとある通り、厳しい心理状況に追い込まれていると拝察いたします。 ■まずは労働相談で知識武装をして社内交渉 しかしながら、そもそも、会社都合で、一方的に正社員からアルバイトへの降格(実質解雇)はできないはずです。 実績が挙げられなかったため、役職の降格や担当業務の変更で減給になることはあっても、アルバイトになれというのは??? まずは、厚労省の相談コーナーなどで、詳しい状況を説明されで、知識とアドバイスを得ることをおすすめいたします。 ▼厚生労働省 総合相談コーナー https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html ■社会保障の継続が大問題 給料が下がることも問題ですが、ご家族の安心のために、健康保険や年金など社会保険の確保は重要です。 正社員からアルバイトになるという意味が、労働時間の減少のみならず、社会保険の加入条件を満たさなくなることにつながったら大変です。 また、正社員であれアルバイトであれ、減給された場合でも、当初、社会保険料の負担は減りませんので、ご注意ください。 検索しましたら、自己都合で正社員からアルバイトになった場合の、メリットとデメリットについてまとめたページがありました。こちらもご高覧の上、問題を整理されると良いでしょう。 ▼正社員からアルバイトに雇用形態変更。社会保険料もすぐ変更か https://www.gourmetcaree.jp/contents/workqa/social-insurance/3242.html いずれにせよ、減給が避けられないとしたら、社外でのアルバイトや副業を考える必要があります。 私なら雇用先に 「減給は受入れますが、正社員扱いで社会保険は継続してください。残業はお互いに負担になりますし、私も減給分、家族のために稼がなくてはなりませんので、労働時間を減らして副業を認めてください。」 と、正当な主張をしてから、次の手を考えます。

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  • 21世紀の世界は驚きに満ちています。 海外はロンドンの片田舎から、シンガポールの怪しいマーケットまで。国内は美術館・コンサート・グルメ天国の東京から、ツアーガイドに載らない日本の秘境まで。DEEPな旅へと写真付きでご案内。 ネットはサブスク天国となり、古今東西のA級C級映画・アニメから伝説のライブまで、みんなで観たいものだらけ。経営者向けの講演や大学での授業、新聞連載やSNSでは紹介できないオモシロ怪しい超雑学的コンテンツをご紹介します。 大人のなんでも人生相談も毎週実施中ですのでお気軽にご相談を!
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