ダウが前年比安　リセッションなのか？

ダウが前年比安　リセッションなのか？ おはようございます 足の遅い台風もようやく日本列島を通過しました。台風一過となればいいのですが、お天気にはあまり恵まれないような雰囲気です。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。しかし、人命第一ということでニュースのトップがみな台風になったことで被害が最小限になったのではないか、ということに安堵をしています。たいていの地方では地面が濡れ、気温が上がれば昔のように雷雨などが発生しお湿りをくれる循環になったのかな、と一安心です。温暖化なのか、経済活動のしすぎなのかわかりませんが、大地に水分が足りなく、暑くなれば水分が上昇して雲が発生、お湿りというパターンが最近は富に少なくなった、と感じるのは気のせいなのでしょうか？　この暑さの原因は土壌の保湿がないためではないのかな、と思っています。 ■ダウが前年比安の意味 ダウが去年よりも安い水準になっています。これは確か去年の秋以来のことで、ここから株価などは底にして上昇をしていました。ここ最近の前年比がどんどん安くなっていく原因はドルの上昇が原因です。 具体的にはマーケットというのは、前年比で動いています。その理由は、経済指標、主なものは、たいていの場合、前年比、あるいは、前月比(前期比)で表示されることです。マーケットがファンダメンタルズ通り動いているのであれば、経済指標通りに動いているのと同義のことになりますので、前年比で動いている、ということになります。前月や前期比で動くケースもありますが、それはあくまでも補助的な意味合いです。たとえば、先月、あなたが何を行っていたか、鮮明に思い出せる人は稀でしょう。自分が先月、何をやっていたのか思い出せないのに、マーケットや世界経済の動きなどより思い出せないのと一緒のことです。つまり去年の同じ季節と比較した方が、具体的なイメージが湧きやす、というのが理由です。 ダウは現在、株価ベースでは、2.37％高です。 これだと、株価、つまり、前年同月同日比では2.37%高、という意味になります。私が言っているのは、去年のドルや金利の価格を含めて、ダウが去年よりも安くなった、という意味です。 ドルインデックス(ドル×金利)は前年比で3.09%安です。3.09安というのは、3.09株価が高くならなくてはいけない意味を成しています。ドル安なら株買いといつも言う意味と一緒です。ドル安だと株価は高くなる傾向があり、結果として、株価は3.09ドルがさがったなら、株価は3.09上昇しないといけない意味になります。 さらにダウは前年よりも2.37上昇していますが、ドルや金利を含めると3.09上昇をしていないといけない、ということです。2.37-3.09＝-0.72で0.72ダウはきょうの引けの段階で安くなった、ということを意味しています。 みなさんが知りたいことは、この-0.72、という数字、ないしは、ここから株価は買いなのか、ということだと思います。