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◇◆GELマガ Vol.626◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.選手たちが示すべき成長の足跡
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/【プレビュー】明治安田J1第22節 鹿島対札幌
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しばらく負けなしだったFC東京に土をつける快勝のあと、3週間の中断期間を過
ごした。鹿島アントラーズにとって久しぶり公式戦は、FC東京とは対照的に、な
かなか勝利から遠ざかっているコンサドーレ札幌とのホームゲームである。
前々節のサンフレッチェ広島も6月7日に天皇杯でFC徳島に勝利して以来、ずっと
勝ち星に恵まれないなかでの対戦だったが、札幌も同様に6月7日の天皇杯で相模
原に勝利して以降、勝てたのは勝ち進んだ天皇杯3回戦でヴェルスパ大分のみ。チ
ームの核を担っていた金子拓郎の移籍もあり、かなり苦しんでいる様子がうかがえ
る。しっかり勝ってシーズンの残り試合に弾みをつけたいところだ。
ただ、相手の守備はマンツーマン。FC東京相手には、かなりうまくビルドアップが
機能したが、全く違う戦い方をしてくる相手に対し、同じように機能させられるか
が問われている。チームの成長を示したい一戦である。
チームとして成長のバロメーターとしたいのはやはりビルドアップだ。そこの成功
率が一つの指標となる。
チームとしては一進一退を繰り返してきた。傍から見ていると遅々として歩みが進
まず、もどかしさを感じていたが、現場を預かる岩政大樹監督としては、かなりデ
リケートな作業の連続だったようだ。
「ようやくレッズ戦で1回成功体験がついて、そこで選手たちにも『できるよ』と
いう言葉を投げかけながら、その後、相手も変わってくるし、自分たちもメンバー
が揃わないとなかなかうまくいかなかったりして、『やっぱりダメか』という空気
が出始めて、FC東京戦でようやく何かを一つ見つけられた。でも、これで手応えを
得られたのはまだ2試合、3試合。これが、いろんな相手にできるようにならないと
いけない。しかし、『この相手にはこうだ』『こっちの相手にはこうだ』というの
は、トレーニングでいくらやっても限度があり、試合での成功体験をつけないとい
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