田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.440
脳との付き合い方に悩む
自閉症っぽい内向的な人の集まりなので、アメリカ人が多いが、ヘーイとハグし合ったりしない、ちょっと体温の低い感じの交流が私には心地よい。
私から見て全員が大成功者だが、皆もう「この会しか来ない」という。「ダボスとかミルケンとかもいいけど、あそこの壇上ではPRのプロが用意した原稿を読むだけ。それを読んでる自分も、他人がPRのプロの振り付け通りに話すのを聴いている自分もむなしい」と。
初めての参加者も、この集まりの質の高さに驚いていた。会いたかった人に全部会えたという感じ。国際情勢から自己啓発まで、あらゆるジャンルの世界的ベストセラー作家もたくさん。彼らが本には書けなかったアブナイ本音も共有してくれる。
集まりの傾向としては、テクノロジーが切り開く未来にポジティブな人が多い。しかし、数人はテクノロジーのせいでもうすぐ人類は全滅すると、本気で説得力ある形で言う人もいる。それが高名なテック起業家&科学者だったりする。
脳についての研究者も多い。化学的な脳を作って、AIや量子コンピューターより、超強化された人間的な思考がうまくできるサービスを始めた友人もいる。10年以内に“すべての創薬”は、彼の作った化学脳からしか生まれないという。
脳と腸内細菌、腸内細菌に働きかけて、脳機能の向上を図る研究もさかんで、何人もその研究者や起業家が来ている。瞑想や感情コントロールについてもたくさんのチップをもらった。
人間関係や子育ても非常にユニークで直感に反するものだが、説得力ある秘訣をいくつもシェアしてもらった。
この会に来るたびに生きるのが楽になる感じだ。皆、成功する過程で、お金や名声や嫉妬などとの戦いに一度は敗れ、そこから立ち直った人も多いので、言葉が重い。
脳の老化を止め、それを逆転していく、つまり脳を若返らせる研究についても可能性を感じるアップデートを専門家から共有された。
われわれは死なないかもしれない。どうだろう?ヘンタイの会の妄想だろうか???
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