【渡辺勝幸4721号】厚くすべきものと薄くすべきものの区別

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン 　　第4721号　令和5年8月18日（金） 　　発行部数　11,450 部 【厚くすべきものと薄くすべきものの区別】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【厚くすべきものと薄くすべきものの区別】 前章に 「厚くする所の者に於て薄ければ、薄からざる所なきなり」 という意見があるのをうけて、 この世のなかは、 物、すなわち禽獣草木に対して、 民、すなわち民衆に対して、 親、すなわち親族に対して、 それぞれ差等があって、 自分との関係が決して同一のものでないことを述べたものです。 同時にそれによって、 墨てきの兼愛説、楊朱の為我説を批判否定しています。 ということを約150年前の日本において、 政治犯として牢屋の中にありながら、 囚人と看守に対して 熱心に教えた人がいたのでした。 その政治犯は間もなく 斬首刑になってしまいます。 そして時は立ち、 その政治犯の弟子たちが、 明治維新の原動力となり