メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

【痛くない死に方 2023年第33号】 打たなくても感染?  なぜ「シェディング」は起こるのか?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2023/08/19
    • シェアする
2023年 第33号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。お盆休みと台風が重なり、てんやわんやだった人も多いと思います。 僕もかなり、予定が変更となりました。皆さん、ご無事でしょうか。 近畿地方や山陰地方では記録的な豪雨となり停電や断水が続いている地域もあるようです。 被災されて皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 しかし、あまりにも全国で台風災害に伴う、水道管爆発や道路の陥没が増えています。 日本のインフラの老朽化がほんとうにヤバイことになっている……。 この国が、イケイケドンドンだった高度経済成長期に造った道路や水道や橋が、 ボロボロになってきている。だけどそれを直すだけの余裕(金)がもうこの国にはない。 インフラの老朽化は、国の老化である。 もう若くてイキイキしていたあの時代には戻れない。 2012年12月の中央自動車道・笹子トンネルの天井板崩落事故のことを覚えているで しょうか? 高速道路のトンネルの天井板が突然崩落。9人の尊い命が犠牲なりました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2012年12月2日、山梨県大月市の中央自動車道の笹子トンネルで天井板が崩落して 3台の車が下敷きになり、9人が死亡し3人がけがをしました。 事故はコンクリート製の天井板がおよそ140メートルにわたって崩落したもの。 原因は天井板を支えるボルトの強度不足とされ、「点検や維持管理の不十分さ」が指摘され、 道路インフラの老朽化対策の重要性が浮き彫りになりになりました。 「NHK 首都圏ナビ」より抜粋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この事故を受けて、国は5年に一度、全国のトンネルや橋の点検化を義務化した(というか これまでやっていなかったんか!)が、その結果、全国各地で「もう限界」というトンネル がようやく可視化されるようになりました。 そして2022年3月、全国に73万もある橋やトンネルの点検がほぼ終了(あまり大きな ニュースにはならなかったと思う) その結果、損傷が大きく5年以内に対策が必要とされたインフラは、橋が6万1407カ所、 トンネルが3873カ所あったということです。 しかしこのうち(2022年時点で)補修が行われていないインフラは、橋ではおよそ6割 にあたる3万5765カ所、トンネルでは30パーセントの1144カ所にのぼっているといいます。 危ないとわかっていても、そのまま放置!? ワクチンと同じ構図です。 。 国交省は先の調査結果を受けて、こんなコメントを出しています。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
  • 660円 / 月(税込)
  • 毎週 土曜日(年末年始を除く)