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第254回 真夏のタイムスリップ

田村キョウコの「微熱の世界」
目次 1.微熱の毎日 2.お知らせ ・・・・・・・・・・・・ 1.微熱の毎日 このコーナーでは時に熱を持って、時には平熱でコラム、日記、雑文等々お届けします。 ************************ 真夏のタイムスリップ ************************ 暑さと激しい雨との繰り返しで 最近の夏は楽しむ余裕がなくなって ただじっと過ぎ去るのを待つようになってしまった。 夏が終わる前に 駄菓子屋の前のベンチに座って サザンを聴きながら ラムネを飲んだりとかさ、 そういうことがしたい! ・・・・・・・・・・・・ 真夏のタイムスリップ 今でも思い出す夏休みの光景は 古臭い化粧品屋の前にある朝のバス停。 お店は西向きに立っていて さらにはすすけたビニールのひさしが張り出していたので 日に当たることなくバスを待つことができた。 日向と影が濃いコントラストを作るよく晴れた朝。 私はひとりでぼんやりバスを待っていて、 多分小学四年生。 いや五年生だったかもしれない。 スイミングスクールへ行くには 家から徒歩で7、8分のバス停まで行って乗車し 5分程度で下車して交差点を渡り このバス停から別の路線へ乗り換える必要があった。 すぐにバスが来てくれればよいのだが15分、20分待たされたのを覚えている。 夏休みの間はほとんど毎日こうしている。

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  • 孤高のアコースティックユニット、サンタラのVocal田村キョウコがお届けする微熱の世界。 歌には入りきらなかった日常の欠片を綴ります。 SNSでは到底味わえないメルマガならではの濃さをお楽しみください。
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