メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

奇跡のみつお物語その66

「琉球スピリット」~みつおの世界~
【恋の奇跡】 「きんちゃん、いらっしゃい」 みつおは、ほぼ毎日飲みに行っていた。 遅い時間に行き、ビール2本で粘ってラストまでいるのだった。 カラオケは店が出してくれるので、毎日2,000円で飲んでいるのだった。 借金を返しても充分に残るので、ほとんど飲み代に変わっていくのだった。 毎週、土日は浅草に通って、場外馬券場で競馬をしていた。 穴狙いなので、朝から行ってもなかなか当たらないが、当たる時は大きかった。 月に一回は万馬券を当てていたので、トータルではプラマイゼロくらいだったが、当たった日は店でみんなに奢って使ってしまうので、結局はマイナスだった。 しかし、それが楽しくて競馬と飲み屋を続けていたのだが、事件が起こったのである。 「きんちゃん、ちょっと待っててね、稲葉さんと話が終わったら来るからね」 それは、フィリピン人のホステスだった。 別にフィリピン人が好きなわけではなかったが、話をしているうちに気が合ったのだった。 彼女は遠くフィリピンからきていたが、みつおも沖縄から海を超えてきているせいか、遠くから下町にきているという共通点で話が合い、話せば話すほど、気持ちが分かり合えるようになっていたのだった。 沖縄の話をすると 「えっ?フィリピンも一緒よ、みんな余った食べ物を知り合いに配るのよ」 と喜んでくれた。 それが楽しくてその店に通うようになっていたのだが、気がつくと… 仕事中でも食事中でも彼女の事を考えてしまっている自分がいた。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 「琉球スピリット」~みつおの世界~
  • 「弥勒の世界で生きませんか?」 叶えたいと思っている人は、叶わないと思っています。 叶うと思っている人は、叶えたいとは思いません。 なぜなら、叶えたいと思わなくても叶うからです。 これが、喜びの波動と共振共鳴する出来事が勝手に押し寄せてくる「押し寄せの法則」に基づいた「叶う世界」です。 そして、更にその延長線に弥勒の世界への扉が開かれます。 本メルマガでは、聖なる巡礼を終えた金城光夫が、弥勒の世界への道案内として自分の経験したことをシェアしていきます。 また、皆さんとの気軽な交流を行うためのライブや秘密の掲示板もご用意しています。 ※2021年11月より全面リニューアル
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日