久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.146 2023/08/22発行
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渋沢栄一の名言とジョニーウォーカーの世界戦略
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2. 大人の読書&雑誌三昧
>渋沢栄一「100の訓言」
みなさんは渋沢栄一のことをご存じですか?
「論語と算盤≒道徳と商売」は両立すると思いますか?
ちょっと前なら、渋沢栄一をご存じの方は、私のように渋沢翁が設立した商工会議所に関わる経営者に限られていたかもしれません。
しかし、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公になり、
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051197_00000
新一万円札の顔になることで、広く知られるようになりました。
1.新一万円券
表(肖像):渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)【1840~1931】
第一国立銀行、東京株式取引所(現 東京証券取引所)、東京商法会議所(現 東京商工会議所)など生涯に約500もの企業の設立等に関わったといわれ、実業界で活躍。また、教育・社会事業・民間外交にも尽力。
財務省ホームページ 新しい日本銀行券について
https://www.mof.go.jp/policy/currency/bill/20190409.html
渋沢栄一は、なんと500もの企業の設立に関わったとありますが、さらに多い600もの公益団体を設立したことでも知られています。「論語と算盤」という著書の題名を見てもわかる通り、「日本資本主義の父」と言われながら、道徳や公益を大切にした偉人なのです。
縁あって、とあるパネルディスカッションで、渋沢栄一の玄孫(孫の孫=やしゃご)にあたる渋澤 健さんとご一緒になりました。その後、私の地元、東京商工会議所墨田支部で講演をしてもらうなど、おつきあいをさせていただくようになったのですが、つい先日、再会する機会がありました。
私が評議員と表彰選考委員を拝命している社会貢献支援財団のアドバイザーになっていただきたいとお願いして、ご快諾いただいたのです。
そこで改めて、渋澤 健さんのご著書を読み返してみました。
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