久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.145 2023/08/22発行
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4 大人の放課後相談室
Q 贔屓のプロ野球チームにのめり込みすぎて毎日ツライ
我が家は、WBCの影響もあって今年はプロ野球にはまっています。家のテレビでは、ほぼ毎日、プロ野球の贔屓チームの試合が流れています。その結果、贔屓チームの野球観戦が日課になりました。
勝てばいいのですが、負けると感情移入し過ぎて本当にツライです。特に7月末から8月頭は、勝ちきれない日が続き、選手の辛そうな顔も相まって、我が事のようにキツかったです。
贔屓チームが与えてくれる幸福もありますが、負けが込むとダメージも大きくなるので、どうしたものかと悩んでいます。
(神奈川県/38歳/男性)
A プロ野球観戦のプロ?に学んで、負け試合も達観して楽しむ or 全チーム横断で贔屓の選手を見つけて楽しむ
おお、素晴らしい。それほどのめり込めるご贔屓のチームがあって幸せですね。
私は「巨人の星」世代(古っ!)なので、王、長島が活躍していた黄金期の巨人ファンでした。小学校のクラスは巨人ファンと阪神ファンに二分されていて、盛り上がったものであります。
しかし、今となっては、ご贔屓のチームもないので、そうした楽しみ方もできなくなってしまいました。
最近、甲子園に滅多に出ない母校が出て勝ち進んだので、久しぶりにご贔屓チームを熱烈する応援気分を味わえました。しかし、一方的に勝ち始めてしまうと、逆に相手校の選手が可愛そうに思えてきたりもします。歳を取って涙もろくなるって、なんだか嬉しいような悲しいような。
さて、それでは、ご贔屓チームがいなくなって久しい私の代わりに、プロ野球を観るのが未だに大好きな達人的友人たちの楽しみ方を、2例ほどご紹介いたしましょう。
■通な楽しみ方1:負けて当たり前と達観して楽しむ
あえてどこのチームとは言いませんが、私の友人には弱いチームを贔屓にしている友人が何人かいます。(それぞれ別のチームですが)
ある意味、腹の据わった人格者とも言える強靭なメンタルの持ち主だと、常々尊敬しております。ひょっとしたら、自虐的な趣味なのかとも思ったりしますが、実はそうでもないようです。
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