占い師 「お金と人間関係についてのお悩みですね」
お 客 「えっ、そ、そうですけど…。よくおわかりですね…(汗)」
お客は、生年月日を尋ねられ、手相を診られる──といった自分自身に特化された占いの儀式を終えたのちに、「お金と人間関係の悩みがありますね」などと断定されると、たいていの場合、当てられた気分になります。
誰にでも当てはまること を告げられただけなのに──です。
占い師の抽象的な言葉を、お客は自身の具体的な悩みに自ら結び付けてくれます。
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神樹兵輔の衰退ニッポンの暗黒地図――政治・経済・社会・マネー・投資の闇をえぐる
第60回(2023年8月21日号)
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みなさま、こんにちは!
「衰退ニッポンの暗黒地図」をお届けするマネーアナリストの神樹兵輔(かみき・へいすけ)です。
今回は、「ビジネスに役立つ! 認知バイアスで人を動かす方法!」がテーマです。
いつもの内容とは、ちょっと趣向を変えて、心理学における認知バイアスのいくつかのケースをお伝えしていきます。
ところで、みなさんは、「認知バイアス」とは何だか、ご存じでしょうか。
まず「認知」とは、人が外界の事象を知覚し、それが何かを判断したり、解釈する過程のこと――を意味します。
そして、バイアスとは、傾きや偏りを意味しますから、したがって「認知バイアス」とは、「脳の偏った思い込みや決めつけ」を表わすわけです。
私たちは、さまざまな過去の知見や経験によって、物事を論理的に、冷静に判断しているつもりでも、さまざまな「バイアス」によって、歪んだり誤ったりしたままで知覚することがあるのです。これが「認知バイアス」です。
これによって、人の思考や行動も影響を受け、偏りが生じてくるわけです。
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ビジネスに役立つ! 認知バイアスで人を動かす方法!
(第1弾)
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ところで、私たちの思考は、そもそも間違いを犯しやすいプロセスに満ちています。
私たちが物事の本質をつかもうとする時には、まずは直感で判断しようとします。
瞬間的に、無意識に、単純化して考える脳の「システム1」が機能するのです。
「あ、ヘビだ、危ない!」などと足下のヘビに気づけば、即座に飛びのくでしょう。。。。
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次回も、引き続き 「 ビジネスに役立つ! 認知バイアスで人を動かす! (第2弾) 」 というテーマでお届けいたしします。
次回の本メルマガをどうぞご期待ください。
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