「小松成美の伝え方の教科書 ノンフィクション作家に学ぶコミュニケーション術」
vol.56「一流に学ぶ、成功のために必要なこととは? 〜フェンシング・太田雄貴さんの自分のプライドとの向き合い方〜」
【今週の目次】
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1. 成美のつぶやき
└ 四国三大祭りの“よさこい祭り”
2. 一流に学ぶ、成功のために必要なこととは? 〜フェンシング・太田雄貴さんの自分のプライドとの向き合い方〜
└フェンシング人気をつくった太田雄貴さん
└フェンシングとの出会いから現在までの軌跡
└フェンシングは、「自分の努力でなんとかなる競技」
└崖からジャンプするつもりでフェンシング一本の生活へ
└とにかく勝ちたかったからプライドを捨てて頭を下げた
└「あっ、俺、強い」そう思える瞬間を求めている!?
└二世に引き継がれた太田さんの意志と功績
3. 小松成美の心に残る、あのフレーズ
4. お知らせ
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1. 成美のつぶやき
四国三大祭りの“よさこい祭り”
2023年8月10日と11日、高知県高知市で行われたよさこい祭りへ行ってきました。
コロナ禍で開催が中止になっていたよさこい祭り、フル開催は4年ぶりでした。記念すべき今回の第70回大会にかける情熱が、台風明けの高知市を埋め尽くしていました。
8月9日の前夜祭、8月10日と8月11日の本祭、8月12日の全国大会と後夜祭の4日間にわたって開催されるこの高知の祭りは、徳島の阿波おどり、愛媛の新居浜太鼓祭りと並ぶ四国三大祭りの一つです。
1945年の第二次世界大戦終戦後、空襲を受け多くの戦死者を出した高知に活気を取り戻そうと高知市商工会議所の青年会の方々が、隣の徳島の「阿波踊り」のような県民が一丸となれる華やかな祭りを高知でも開催したいと考え、街を練り歩くための曲を作曲家の武政栄策さんに依頼しました。それで出来上がったのが、正調「よさこい鳴子踊り」です。
その曲に合わせて皆が踊り、よさこい祭りはスタートしました。1950年(昭和25年)のことです。ところが、高知の人たちのエネルギーは祭りを一気に進化させていきました。
日本舞踊の振り付けを踏襲した盆踊りスタイルだった祭りに、先導し音楽を流す地方車(山車)を許し、楽曲やダンスの自由なアレンジができるようになったため、ポップス、ロック、ヒップホップ、演歌、フラメンコ、など各々のチームが趣向を凝らした楽曲と振り付けを披露することとなっていったのです。
4日間で延べ約100万人の人出があり、市内の演舞場で踊る各チームのパフォーマンスに酔いしれました。
今回私は、著作『熱狂宣言』の主人公である松村厚久さん「DDよさこいチーム」の応援団メンバーとして参加しました。
参考『熱狂宣言』幻冬舎文庫 小松 成美 (2016/9/14)
7回目の参加であった「DDよさこいチーム」は、総勢140人。株式会社DDグループの社員と「DDで踊りたい」と集まってくれた高知県民による女性のチームです。
多様性の象徴「レインボー」をテーマに、代表の松村さんが持つ革新と伝統を合わせたスピリッツが表現されていました。青と赤のスパンコールを散りばめた衣装や電飾煌めく地方車のデザインは「kawaii」を全世界に向けて表現するアーティストの増田セバスチャンさん。音楽は東京パラリンピック閉会式の作曲も手掛けた音楽家RAM RIDERさんでした。
日本の祭りは、「神に感謝する」ことからスタートしています。「祭り(まつり)」という言葉の語源も「祀る(まつる)」からきていると言われています。
大自然を司る八百万の神様に感謝し、日常を忘れて魂を燃やすことは、古来、人間にとって、年に一度の大切なひとときなのです。
人と人を繋ぐよさこい祭り。高知の夏と人の暖かさを体感できるこの祭りに、ぜひ一度参加してみてください。
参考 The よさこい[The YOSAKOI] | 全国「よさこい祭り」振興支援ポータルサイト
2. 一流に学ぶ、成功のために必要なこととは? 〜フェンシング・太田雄貴さんの自分のプライドとの向き合い方〜
フェンシング人気をつくった太田雄貴さん
オリンピックパリ大会2024の開催を1年後に控え、アスリートたちの活躍が止まりません。
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