La to Japan 団体行動
夏の甲子園、野球には興味がないが暑い中頑張る高校生球児たちの試合や結果は気になるもので、
聞いたこともないような学校の野球チーム、初出場などと聞くと応援したくなる。
今年の高校野球をみて、「坊主頭」がいないチームがあったり、ユニフォームが派手なチームがあったり、
「おおお、なかなかいいね!」なんてつぶやきながら、ちょこちょこネットで観戦していた。
どこが優勝したのかな~?と、ネットの記事を見てみると、「慶応の大応援」が話題になっているではないか。
どういうことか探ってみると、仙台育英(宮城)との決勝では、慶応の生徒たちやOBらの「大応援団」がスタンドを埋め尽くして、
あまりの声援の大きさが相手に過度なプレッシャーを与えたと感じた人も多かったようで、SNS(ネット交流サービス)などで
賛否両論が巻き起こった・・・とある。
慶応の対戦相手だった仙台育英が可愛そう、おとなげない、不愉快・・・などなど、賛否が問われているではないか。
実際に決勝戦の試合をネットで見てみると、確かに圧巻・・・。
アルプス席の慶応の応援団が、同じ服装で赤黒のタオルを首に巻き、ラッパを鳴らし、同じ動作(振り付け)、
その人数たるや北朝鮮の「マスゲーム」を連想したのは私だけではないと思う。
ネットでは「応援のマナー」に対して賛否両論があるみたいだが、私はそれよりも「団体行動」の
気持ち悪さを感じた。
そもそも、アメリカの野球観戦には「応援歌」などなく、個人選手の為の「応援歌」などない。
アメリカでも、日本のように野球観戦での応援がうるさいのは同じだが、皆が同じような服を着て固まり、
団体で同じ掛け声や振り付けのような手の動きをしながら、選手の応援歌をみんなで合唱するような応援の仕方はまずない。
ラッパや太鼓も鳴らない・・・。
アメリカでは個人個人が相手チームにヤジを飛ばしたり、ブーイングでの「煽り」や「邪魔」を楽しんでいる傾向の方が目立つと思う。あくまでも「楽しむ」が基本で、観客席もチームごとに分かれていない為、隣に座った人が「相手チームの応援者」だったりするのだ。
いずれにしても、「マスゲーム」のような「団体行動」を普段目にしない私は、少しだけゾっとしたのは事実である。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)