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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.054/第54号
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「2023年夏の引き出し」
2.ちょっと御相談がありまして 「心が晴れるはずなのに」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「五十歳で女性であることが消えるわけではない」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 長崎市「吉宗(よっそう)」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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【抜粋】
2.ちょっと御相談がありまして「心が晴れるはずなのに」
皆様からお寄せいただいたご相談や質問にお答えしたり、一緒に考えたりしていきます。
形式も、Q&Aだったり、対談形式だったりと、柔軟に。
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「心が晴れるはずなのに」
アラフィフ女性です。
15年まえに離婚し、シングルマザーとして働きながら娘を育て、ようやく今年、彼女は就職で家を出ました。
また、3年前から、近居で一人暮らしだった80代の父の見守り、そして介護をし、2か月前に見送りました。
子どもも手を離れ、親の介護も終わり、ようやく肩の荷が降りました。
それまでは、子供の教育費がかからなくなったら、プチ贅沢をしよう、とか、親の介護が終わったら、旅行をしようとか、あれやこれやと考えて、それを目指して頑張っていたはずなのですが、今、その状態になったのに、全然やりたいと思えないのです。
また、亡くなるまで全く知らなかったのですが、親が残してくれたお金が、思ったよりあったということもありますし、マンションのローンも払い終えているのもあって、もうお金のことで大きな心配をする必要がない、ということもわかったのですが、なんだかちっとも心が晴れないのです。
(この方のご質問に、ナガトウが何と答えるか。続きは本文で!)
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