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石川 温の「スマホ業界新聞」
2023/08/26(vol.529)
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《目次》
1.ワイモバイルが新料金プラン「シンプル2」を10月以降スタート
----寺尾氏が「やりたくなかった」と本音を漏らすサービスとは
2. KDDIが金融サービスと連携した「auマネ活プラン」を投入
----auじぶん銀行はメインバンクになり得るか
3.ネットワーク品質を左右するのは何なのか
----ソフトバンクとKDDIにあってNTTドコモにないものとは
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.ワイモバイルが新料金プラン「シンプル2」を10月以降スタート
----寺尾氏が「やりたくなかった」と本音を漏らすサービスとは
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ワイモバイルは、10月以降、新料金プラン「シンプル2」に移行する。基本料金は従来よりも値上げとなるが、データ容量が増え、カード割引や光回線のセット割などを組み合わせることで、これまでに近い負担感を維持している。
寺尾洋幸氏は「プランには名前すらつけたくなかった」というほど、徹底的にシンプルにこだわったとしている。名前やブランドにこだわる他社とは大違いな印象だ。
そんな寺尾氏が「新料金プランに導入したくなかった。正直、反対派だった」と愚痴をこぼすのが「データくりこし」の採用だ。新料金プランでは従来通り「データくりこし」に対応している。
「データくりこしはユーザーからの要望が多く、導入を決めたサービスだが、正直、導入反対派だった。とにかく、データくりこしはARPUがものすごく落ちてしまう。しかし、ユーザーインタビューを何度も繰り返して、非常にニーズが強いサービスであることがわかり、導入を決定した」という。
もうひとつ、寺尾氏が「やりたくなかった」と本音で語るのが「1GB以下の場合、勝手に割り引く」というものだ。ワイモバイルの新料金プラン「シンプルM」では1GB以下の場合は割引が適用され1078円まで下がる。
記者から「20GBを選んでいるユーザーが、1GBも使わない状況なんてあり得るのか」という質問が飛んだが、寺尾氏は「これがあるんです。ボクはやりたくなかったが。数ヶ月に1回、旅行に行かれるのかどうか、その月だけ1GBも使わないという方が一定数、いらっしゃる。そういう人がいるなら、やるかということで今回、導入した」という。
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